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私も一気に恥ずかしくなって、視線をあっちこっちと忙しなく動かしていると平野さんはそんな私の行動にツボったのか1人でケラケラと笑った。
よく笑う人だな、本当に笑顔が似合う。
「…って、平野さん!笑ってる場合じゃないです、明日の準備!」
「っえ?」
「え?じゃないですって!」
「やぁ、Aさんが百面相するから〜」
私のせいにするんじゃないよ!
「下着類は必ず持参ですよね、あとは着替えの服とか」
「そうですねぇ」
「…平野さん??そうですねぇって他人事みたいに!」
「平野事やで??」
だめだ、この人だめだ。
脳天気な平野さんと急かそうとするけど全て無駄になる私の奇妙な絵面は相当シュールだと思う。
___いつの間にか、こんなに仲良くなってるなんて、こんなにも距離が近付いてるなんて。
気付いてなかった、ううん。
先の見えない未来が怖くて、私はきっと気付かぬふりをしていた。
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作者名:みさ | 作成日時:2019年8月8日 3時