79だよ ページ5
Aと明日人は二人で雷門中行きのバスに揺られていた。ゴトンとした揺れが何となく眠気を誘う。
『…明日人？眠い？』
稲「…？ううん、大丈夫だよ。」
『ウソ、眠いって顔に書いてある。』
Aの問いかけに少し遅れて返事をした明日人。Aはそれを見逃さなかった。
『寝てていいよ。私、雷門の場所分かるから。』
稲「…う、ん。」
明日人は疲れていたのか、すぐ眠りに落ちてしまった。Aの肩に明日人の頭が乗っかる。そんな何気ない行動がAにとっては、幸せそのものだった。
＿…明日人。ありがとう…ね。
Aは今までの事を思い出していた。それは時夜に会う前のこと。あの忌ま忌ましい過去のこと。
何もかも許されず、生きていることが辛かった。養われては、捨てられ。笑い方も忘れて、泣かない日は無かったと思う。
そんな日々は、時夜と海によって変わった。だけど、何かが足りなかった。時夜と海には出来ない、違った幸せが。
そんな幸せをくれたのは、留学の先々で出会った子供たちだった。サッカーをやっていたAは、サッカーをしていた現地の子供たちともすぐに仲良くなれた。
前にクラリオが日本の初戦前に来たときに、Aを知っているような素振りを見せたのは、Aが昔スペインに留学に訪れたからだった。
そして、日本にやってきて…。明日人と出会った。Aにとって明日人は、誰もがくれなかった幸せを与えてくれた存在だった。
それは「愛」。
誰かを恋愛的に好きになったことの無かったAにとって、その幸せは今までの忌ま忌ましい出来事で出来た心の傷をすべて埋めるようなものだった。
だから、Aにとって明日人は「恋人」であり、「命の恩人」でもあるのだった。
スヤスヤと眠る明日人の手に、Aは自分の手を重ねる。そして、一滴の雫を落とした。
『明日人、大好きだよ。』
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イナイレの風丸大好き♪リン - すみません。 氷浦くんの名前が間違ってますよー 誤 貴理名 正 貴利名 ですよー！余計でしたね、すみません。 (2019年10月10日 0時) (
レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
☆逢華§日向大好き★(プロフ) - 水無月 歌乃さん» あ。本当の話だよ。お母さんのお姉さんの子供が(今は30歳すぎの女の人)喘息だったんだけど、もうなおってるよ。 (2019年9月6日 17時) (レス) id: 1bbe6462a0 (このIDを非表示/違反報告)
☆逢華§日向大好き★(プロフ) - 水無月 歌乃さん» 喘息もちなの？大変だね。喘息の薬とか飲んでるの？確か『喘息』って大人になればなおる病気のはずだけど。 (2019年9月6日 17時) (レス) id: 1bbe6462a0 (このIDを非表示/違反報告)
水無月 歌乃(プロフ) - ☆逢華§日向大好き★さん» そうですね！私も喘息が酷かった時は入院しましたもん(笑)他にも扁桃腺切ったり、一年に5回は転んだり(笑)今を生きなきゃ！ (2019年9月4日 21時) (レス) id: f000c9d3a6 (このIDを非表示/違反報告)
☆逢華§日向大好き★(プロフ) - 水無月 歌乃さん» 病気はもってはいても体は元気だから、神様に感謝しなきゃね！^^ (2019年9月4日 21時) (レス) id: 1bbe6462a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月 歌乃 | 作者ホームページ：http:// kotatan
作成日時：2019年7月31日 16時
