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「とりあえず中へ」
背後の人物が未だにこちらを凝視しているため、安室はAをポアロの中に招き入れた。
「あ、A姉ちゃん！」
ポアロに入ると、カウンター席でコナンが手を振った。
学校は振替休日で休みらしい。
コナンの隣に座ると、安室がいつものコーヒーを出してくれた。
「…それで、あの男性はお知り合いですか？」
「やっぱりバレてましたか…」
「いつものような冷静なAさんじゃなかったので、すぐに気づきましたよ」
コーヒーを啜りながらAがそう答えると、安室がすまし顔で言った。
コナンは2人の顔を交互に見て、「なんのこと？」と聞いた。
「恐らくストーカーですね」
「ストーカー！？A姉ちゃん大丈夫なの！？」
「うん、今日ずっと付けられてただけだから…」
「その人は顔見知り？」
「ううん、気配は感じてたんだけど、顔は見てないから分からないの」
Aがそう言ってコーヒーを飲みほすと、安室がすかさずおかわりを淹れてくれた。
「ストーカーはエスカレートするケースもあるので、どうにかしないと危険だと思います」
Aの2杯目のコーヒーを淹れながら、安室が言った。
「とはいっても、私は一人暮らしですし、明日から仕事もありますし…」
「A姉ちゃんのお父さんとお母さんは？」
「2人とも幼い頃に亡くしてるのよ。転々としてた親戚も地方に住んでいるし…」
Aはコナンの質問にそう答えながら2杯目のコーヒーを1口飲んだ。
その後、カウンターの向こうで手に顎を乗せ、何かを考えていた様子の安室が口を開いた。
「Aさんの家って警視庁の近くですか？」
「ええ、バイクで10分くらいのところです」
「それなら、しばらくの間僕が乗せていきましょうか？」
Aとコナンは驚き、顔を見合せた。
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つむぎ(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます！(TT) そう言って頂けてとても嬉しいです！のんびり更新ですが、面白い続きが書けるように頑張ります！！ (2022年5月1日 17時) (
レス) @page5 id: bbde7c25ca (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 面白いです！！続き待ってます！ (2022年5月1日 9時) (レス) @page4 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つむぎ | 作成日時：2022年4月24日 4時
