story2 ページ18
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《 では、まずは助演男優賞から！
プレゼンターは昨年の受賞者、ジョニー・ヒップさんです！》
テレビからはマカデミー賞の授賞式の様子が流れている。
工藤優作が最優秀脚本賞にノミネートされた、と日本でも大注目されていた。
それをソファに座り、じっと眺める男が1人。
ピンポーン
チャイムが鳴り、男がインターホンに出ると、『宅急便です』と一言。
ドアを開ければ、金髪の男が立っていた。
「こんばんは…初めまして、安室透です」
「はぁ…」
「でも…初めましてじゃ、ありませんよね？」
安室は、マスク姿の沖矢の方を見据えてそう言い放った。
「中に入って構いませんか？」
「ええ、あなた一人なら…申し訳ありませんが、外で待たれているお連れの方達はご遠慮願います…お出しするティーカップの数が足りそうにないので…」
「気にしないでください、彼らは外で待つのが好きなので…でも、あなたの返答や行動次第で、全員お邪魔する羽目になるかもしれませんけどね…」
そう言いながら、先程まで沖矢が座っていたソファに腰掛けると、やはり、赤井と楠田の死体すり替えトリックについて話し始めた。
そもそも、赤井の死は、来葉峠で見つかった楠田の車の中に残された遺体の右手の指紋と、赤井がコナンの携帯を取ったときに残った指紋が一致したため、遺体=赤井秀一と見なされた。
安室が疑問に思ったのは、赤井がレフティであったのにも関わらず、携帯電話には右手の指紋が残っていたこと。
さらに、コナンの携帯は、赤井が触る前に楠田本人も手に取っており、本来は2人の指紋が残っているはずなのにも関わらず、赤井の指紋のみが検出された。
このことから、安室は、赤井がこうなることを見越して、あらかじめ指先に接着剤か何かでコーティングをしていたという結論に至った。
「さらに、携帯の指紋を採ったのはAさんだ。今回は上手くいったようだが、もしもの場合の対処も可能だ。」
安室は何故か力強く言い放った。
他にも、安室は来葉峠で頭を撃たれ、車ごと焼かれた遺体は、赤井秀一ではなく、楠田陸道であること。
赤井が頭から血を流して倒れたのを監視役のジンが見ていたが、それはニット帽から血糊が吹き出す仕掛けがあり、ジンが頭に向けて空砲を撃ち、トドメを刺すことを予想していたことなど、次々と推理を披露していった。
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つむぎ(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます！(TT) そう言って頂けてとても嬉しいです！のんびり更新ですが、面白い続きが書けるように頑張ります！！ (2022年5月1日 17時) (
レス) @page5 id: bbde7c25ca (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 面白いです！！続き待ってます！ (2022年5月1日 9時) (レス) @page4 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つむぎ | 作成日時：2022年4月24日 4時
