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「コーヒーおかわりいる？」
「あ、うん…ありがとう」
熱心に聞いてくれるコナンに声をかけると、慌てて微笑んで、カップを差し出した。
「でも、その人行方不明って言ったよね？」
「うん、急に公園に現れなくなったの。」
出会ってから、Aが昼休みに公園に行くと、時間が被っているのか大体は彼の姿が見えた。
出会った日のようにベンチでさまざまな話をした日は毎回ではなかったが、話さなかった日は手を振ってくれたりしていた。
その不思議な関係は2年ほど続いたのだった。
Aは無事公務員試験にも合格し、警察官への第1歩を踏み出していたが、その報告も出来ずに彼は居なくなってしまったのだった。
「引っ越したとか、職場が変わったってことはない？」
「うーん…最後に会った日も『また今度ね』って言ってたから無いと思うな。急遽決まったりしてたら分からないけど…」
Aは、クッキーを齧り、コーヒーを啜った。
今日はミルクたっぷりのカフェラテだ。
「他に、その人自身について話した？」
「警察官だってことと…あっ」
記憶を本のページを捲るように遡っていると、先日蘇ったことを思い出した。
「なにか思い出したの？」
「そういえば、彼の電話から変な渾名で呼ばれてたのが聞こえたことがあったの」
「変な渾名…？」
「うん…なんの事だろうと思って、調べたんだけど＿＿＿＿
＿＿＿＿ウイスキーの名前だったの。」
Aが静かにそう言うと、コナンは目を見開いた。
コナンが新一だと分かった日に思い出したことだ。
その名が彼のことを指しているか否かは分からないし、電話越しに微かに聞こえただけであったため、そもそもAの聞き間違いの可能性もある。
しかし、華やかな思い出が、嫌な点と繋がってしまいそうになっているのである。
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つむぎ(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます！(TT) そう言って頂けてとても嬉しいです！のんびり更新ですが、面白い続きが書けるように頑張ります！！ (2022年5月1日 17時) (
レス) @page5 id: bbde7c25ca (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 面白いです！！続き待ってます！ (2022年5月1日 9時) (レス) @page4 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つむぎ | 作成日時：2022年4月24日 4時
