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Aの素早い治療のお陰で、残す怪我人がもう後若干名となっていた。
勿論Aだけではなく、善逸の動きにも目を見張るものがあり、そのおかげで迅速に処理が出来ていた。
もう少し。
この人達を全て診たら、煉獄の所へ行こう。
Aはそう心に決め、目の前の怪我人の治療に取り掛かった、その時。
大きな衝撃音とプレッシャーを感じた。
「えっ！？えっ！？
何！？」
善逸が心配そうに周りを見渡し、動揺を隠せないでいた。
それはAも同じであった。
感じたことのない大きなプレッシャーに全身から冷や汗が噴き出るのが分かった。
目の前の怪我人も怯えているのが見て取れた。
Aは自分を落ち着かせるように瞼を閉じると、大丈夫だ、と微笑む煉獄の姿が瞼の裏に浮かんできて、自然と笑みが溢れた。
「大丈夫。
とても強い人が守ってくれているから」
善逸も、目の前の怪我人も、そう言うAを見て、頬を赤く染めていた。
Aが、とても穏やかで、優しい笑みを浮かべていたから。
煉獄のことを思うと、心が温かくなる。
一刻も早く、怪我人の治療を終え、煉獄の元へ向かおう。
Aは決意を新たに、怪我人の治療に取り掛かった。
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さくら(プロフ) - カケオレさん» カケオレさん、コメントありがとうございます！少し忙しくなってしまい、土日しか更新が出来ないんですが、気長にお待ちいただけると嬉しいです！ (2022年3月31日 23時) (
レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - 更新待ってます！頑張ってください！ (2022年3月31日 14時) (レス) @page20 id: 661d0ebc5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2022年3月6日 1時
