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「鬼?」


「君は鬼舞辻と何か関係があるのかい?」


「鬼舞辻?何のこと?」


「…鬼舞辻の名を出しても大丈夫なようだね。

切れた腕が元に戻ることなど、鬼以外には考えられないからね」


「切れた腕が元に戻るのは、細胞を傷付けずに切ったから。

戻し切り、と言うみたいだけど」


「戻し切り…、聞いたことがあるな。

業物と使う者の腕が両方揃っていなければ出来ないと記憶している」


目の前の男がそう言うと、Aは無言で男を見る。



「そうなんだね。

これで亡くなった者を切ったことには理由があったことが分かった。

そしてしのぶの手に負えなかった和人を助けてくれた。

その力を見込んで、A、お願いがあるんだけど」


お館様、と呼ばれる男性がAに向かって問う。


「私達、鬼殺隊に力を貸してくれないかな?」


お館様の前に鎮座する九人の人物は皆、その提案に驚愕する。








Aはそんな空気を感じ取り、少し間を置き、


「確認したいことがある」


「なんだい?」


「鬼殺隊、とは。

それと今はいつ、なんだ」



Aのいつ、と言う言葉にお館様はピクッと一瞬眉間を動かすも、いつもの表情に戻り答える。


「鬼殺隊はね、人間を食らう鬼を狩る者達の集まりだよ。

ここにいる九人はその鬼殺隊の頂点、柱と呼ばれる者達。

いつ、と言う質問に対して答えが正しいかはわからないけど、今は大正、だね」


Aは、大正、と言う言葉を聞き、今日初めて動揺を隠せずにいた。


蝶屋敷の造り、手術室の設備、服装、から、自分がいた時代ではないのかもしれない、と言う考えはどこか頭の片隅にはあったが、いざ言葉で聞くと実感が湧くと共に、戸惑いも生まれてきた。


(…屋上から飛び降りた衝撃に依るものか…。

まさか本当にこんなことが起こるとは。

しかし、鬼殺隊に手を貸すと言っても、こちらには何の伝手もない。

何と説明すれば…)


Aは俯き眉を顰めながら、自身の今後の身の振り方を考えていると、それを察したであろうお館様が、提案をする。

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さくら(プロフ) - ゆかりさん» メッセージに送らせていただきましたので、確認をお願いします! (2022年2月20日 12時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - さくらさん» 返事遅くなってごめんなさい。大丈夫です! (2022年2月19日 21時) (レス) id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 雪さん» 雪さんコメントありがとうございます!ご指摘、直しました。誤字が多くて申し訳ございません。 (2022年2月11日 8時) (レス) id: 2c8a922d81 (このIDを非表示/違反報告)
- また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが…。 同じく27.慟哭のここの部分 ○○←名前は、思いもやらぬ煉獄の声の大きさに目を見開いて驚くも、すぐにいつもの様に戻る。 これ正しくは思いもよらぬ (2022年2月11日 1時) (レス) @page27 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 27.慟哭のここの部分 悪い思ったんだが、と前置きをした上で、煉獄が事の顛末を話す。 これ正しくは悪いと思ったんだが、ではないんでしょうか? (2022年2月11日 1時) (レス) @page27 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2022年1月23日 22時

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