検索窓
今日:33 hit、昨日:31 hit、合計:90,831 hit

48 ページ49

「さて、次はそこの女子か!」


「真希だ。

少しは出来るみたいだけど、痛い目見ても知らないよ」


「うむ!真希も手加減無用だ!」


怪我しても知らねぇからな、と、真紀は杏寿郎に向かって棒を振り抜く。


杏寿郎は片手で受けるが、真希はすぐに棒を持ち替え、追撃を加える。


杏寿郎はすぐに反応し、竹刀で受ける。


(ふむ、中々動きがいいな)


真希の素早く隙の少ない動きに感心していると、


「他のこと考えてると、痛い目見るって言ってる、だろっ」


と渾身の一撃を杏寿郎に放つ。


予想外の一撃に杏寿郎は、竹刀を両手で持ち、


(炎の呼吸 弍の型 昇り炎天)


下から上に払うと、真希の持っていた棒を真っ二つに斬る。


(は!?ただの竹刀だろ…!?)


自分の棒が折れるのではなく、斬れたことに真希は驚く。


「む!すまない!斬ってしまった!!」


「…竹刀で斬るってどんだけだよ…」


真希は杏寿郎の力が本物だとわかり、降参、と棒を投げ手を上げる。


「真希は体幹がしっかりしているのだな。

攻撃を放つ時、芯がブレていなかったようだ。

後は実践あるのみだ!ひたすら打ち込みだな!」


杏寿郎が言うと、真希はこの短時間で二人の特徴をすぐに把握した杏寿郎と言う人物を素直に尊敬していた。


二人はすぐに杏寿郎に懐いた様で、ひたすらに打ち込み、飛ばされてを繰り返していた。





(やっぱり、アイツに二人を任せて正解だったみたいだね。

…癪だけど、実力は本物だ。

Aのこともちゃんと守ってくれてるみたいだし。

…認めては、やらないけど、さ)

49 あとがき→←47 憂太と真希



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (92 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
242人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

AYATO(プロフ) - パスワードありがとうございます!! (2022年11月30日 18時) (レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - AYATOさん» AYATOさん、初めまして。コメントありがとうございます!メッセージに送らせていただきましたので確認をお願いします! (2022年11月30日 17時) (レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
AYATO(プロフ) - 初コメ失礼します! 煉獄さんのパスワード教えて欲しいです✨ とても面白かったです! (2022年11月30日 17時) (レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 氷飴さん» いつも本当にありがとうございます!もう少しお待ち下さいねー!これからもよろしくお願いします! (2021年12月15日 22時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 続編!!!出すんですね!おめでとうございます!!!楽しみに待ってます!! (2021年12月15日 17時) (レス) id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さくら | 作成日時:2021年12月4日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。