呪術は時空を越える【呪術廻戦】【鬼滅の刃】

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「思った以上に呪力が戻ってないのかな。使えないというか、温存してる。

しかも杏寿郎と悟相手に呪言使ったのもまずかったみたい」


「よもや、あの時のか！」


Aと杏寿郎が話している時にも、呪霊の攻撃は続いているが、杏寿郎はAを抱えながらもいとも簡単に躱す。


「私は大丈夫だからさ、アレ、斬れる？」


「ふむ、鬼と同様でいいのか？」


「うん、大体同じ感じでいいよ。ただ跡形も無くやっちゃって」


ふむ、やってみよう、と杏寿郎は少し離れた所にAを降ろし、刀を鞘から抜く。


「そんなモノつかったッテムダだ」


「無駄かどうか試してみるか？」


呪霊は杏寿郎に向かい突進してくる。


(炎の呼吸 壱の型 不知火)


突進してくる呪霊に向かい、杏寿郎は神速で駆け抜ける。


まさに一閃。


ポトリ、と呪霊の頸が床に落ちる。


「杏寿郎！まだそっち呪力が残ってる！」


「承知した！」


(炎の呼吸 伍の型 炎虎)


杏寿郎の放った炎虎は残った呪霊の身体を跡形もなく吹き飛ばす。


(…やっぱり仮定は正しかった)


「杏寿郎、もう大丈夫！ソイツは完全に祓えたよ」

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