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「…A」
唇を離し、そう一言呼ぶと、杏寿郎はAの首元に舌を這わせる。
「…ん！？」
首筋に感じるくすぐったさと舌先の感触に身体を跳ねさせ、押し寄せて来る堪えきれない感覚を我慢するかの様に、杏寿郎のワイシャツを掴む。
「あ…っ！んっ！」
杏寿郎はAの声に煽られ、自身の欲望のままに舌を這わせる。
杏寿郎の手がAの服の下に潜り込む。
自身の肌に直接触れる杏寿郎の手の熱さにAは目を見開き驚くも、杏寿郎が自身を求めてくれる嬉しさにAは呟く。
「…杏寿郎」
Aの声に杏寿郎はハッと我に返り、自身の拳で自分の頬を殴る。
「え、ちょっ！？何してんの！？」
杏寿郎は一息吐き、顔をAの肩に預けると、
「…すまない。悟殿に昨日誓ったばかりだと言うのに。
自分の欲に勝てないとは不甲斐ない」
「…何言ってんの…」
Aは困った様に杏寿郎の赤くなった頬に手を当て、反転術式を施す。
「別に私は、杏寿郎とならいい、けど」
杏寿郎は目を見開き一瞬停止するも、困った様に眉を下げる。
「そんなことを言われると、また止められなくなってしまうぞ。
それに、俺はAを何よりも大事にしたいと思っているんだ」
大事にしたい、その言葉に心臓が跳ねる。
「しかし本当のところは、Aのことを喉から手が出る程欲しいと思っている。
だが、昨日の今日でAを穢してしまえば悟殿に向ける顔がないな」
と杏寿郎は苦笑いをする。
「杏寿郎…」
「悟殿に俺のことを少しでも認めてもらえる様努力せねばならんな！」
そう言う杏寿郎はいつもの調子に戻っていた。
「本当に真面目なんだから…。
それがまた好きなんだけどさ」
笑いながらボソッ呟くと、
「ん？何か言ったか！」
秘密、と杏寿郎の口にチュっと軽く唇を落とす。
杏寿郎は目を見開き、まずいな、やはり我慢できないかもしれん、と笑っていた。
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AYATO(プロフ) - パスワードありがとうございます！！ (2022年11月30日 18時) (
レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - AYATOさん» AYATOさん、初めまして。コメントありがとうございます！メッセージに送らせていただきましたので確認をお願いします！ (2022年11月30日 17時) (レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
AYATO(プロフ) - 初コメ失礼します！ 煉獄さんのパスワード教えて欲しいです✨ とても面白かったです！ (2022年11月30日 17時) (レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 氷飴さん» いつも本当にありがとうございます！もう少しお待ち下さいねー！これからもよろしくお願いします！ (2021年12月15日 22時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 続編！！！出すんですね！おめでとうございます！！！楽しみに待ってます！！ (2021年12月15日 17時) (レス) id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2021年12月4日 9時
