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お目当てのお店に到着すると、店員が三人を出迎える。
「いらっしゃいませ!…?」
三人の風貌に店員は唖然とし、棒立ちになっていた。
「店長いるー?」
Aがそう言うと、店員は仮にも日本にある店舗の中でも有数のハイブランドの店という自負から、自分より大分若いAに支払い能力があるとは到底思えず、怪訝そうな顔をしていた。
「失礼ですが、お客様は…」
「五条って言えば分かるよ」
店員は、A達は冷やかしに来た客だと思いながらも、念のため店長の元に行き、
「五条って言う方が来たんですが、冷やかしですかね?追い返します?」
と聞くと、店長は驚き飛び上がり、Aの元へ走って行く。
「五条様!!」
店長が急いで向かって行ったことに先程の店員は驚き、開いた口が塞がらないでいた。
「やほー!久しぶり!元気してた?」
「はい。五条様もお元気そうで何よりです。今日はどの様なご用事で?」
「二人に服を買いに来たんだ。スーツをすぐ出来る物と、オーダーと両方お願い。
色は付けるから、早く仕上げてもらえると嬉しいな」
「ありがとうございます、かしこまりました」
と店長が言うと、杏寿郎の元へ行き、失礼します、と採寸を始める。
「A!これは何をしているのだ!」
動かないでくださいね、と言われ、言われるがままに困惑した表情で採寸を受ける杏寿郎。
「身体に合った服を作るのに必要だから、ちょっと我慢してね?」
その様子が可笑しくて、Aはニヤニヤしながら眺めていた。
はい、終わりました、と店長が言うと、こちらの方も?と聞くので、
「伊知地もスーツにする?それとも違うのにする?」
「え!?こ、ここのオーダーメイドは高すぎでは…」
「一着増えるくらい問題ないよー?」
「そ、それではス、スーツでお願いします…!」
伊知地は非常に恐縮しながら答える。
ではお二人はこちらへ、と二人は店長に連れられて行った。
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AYATO(プロフ) - パスワードありがとうございます!! (2022年11月30日 18時) (レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - AYATOさん» AYATOさん、初めまして。コメントありがとうございます!メッセージに送らせていただきましたので確認をお願いします! (2022年11月30日 17時) (レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
AYATO(プロフ) - 初コメ失礼します! 煉獄さんのパスワード教えて欲しいです✨ とても面白かったです! (2022年11月30日 17時) (レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 氷飴さん» いつも本当にありがとうございます!もう少しお待ち下さいねー!これからもよろしくお願いします! (2021年12月15日 22時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 続編!!!出すんですね!おめでとうございます!!!楽しみに待ってます!! (2021年12月15日 17時) (レス) id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2021年12月4日 9時