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「うむ!そろそろ悟殿に挨拶をせねばなるまい!」
悟、という名前を聞き、Aは目を丸くして驚く。
「覚えてて、くれたの?」
「覚えてるも何も、最初からそのつもりだが?」
Aは杏寿郎の気持ちがとても嬉しく、目頭が熱くなる。
「行き方は分かっているのだろう?」
杏寿郎が優しくそう問いかけ微笑むと、Aは、うん、と答える。
「自信はなかったんだけど、奇しくもね、無限に飛ばされて確認出来たんだ。
宿儺に教えてもらってやり方も分かったし、多分、大丈夫」
「宿儺が?」
「うん。杏寿郎が危ないから、早くしろって。
自分の指を引き換えに帰るの手伝ってもらったんだ」
だから、もう空間の中にはいなくなっちゃった、とAが苦笑いをすると、そんなことが、と杏寿郎も呟く。
「あ、でも宿儺の指は全部で二十本あるからね。
嫌でもまた会えると思うよ!」
「そうか、ではまた会ったら礼をしなければ!」
「そういえば、貸し一つって言われた気がする…。
やっぱり、あまり会いたくないな」
と苦虫を噛んだ様な顔をするAに、杏寿郎は微笑む。
せっかくだから皆一同に集まれないかな、というAの提案に、杏寿郎は賛同し、鴉に文を持たせた。
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AYATO(プロフ) - パスワードありがとうございます!! (2022年11月30日 18時) (レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - AYATOさん» AYATOさん、初めまして。コメントありがとうございます!メッセージに送らせていただきましたので確認をお願いします! (2022年11月30日 17時) (レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
AYATO(プロフ) - 初コメ失礼します! 煉獄さんのパスワード教えて欲しいです✨ とても面白かったです! (2022年11月30日 17時) (レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 氷飴さん» いつも本当にありがとうございます!もう少しお待ち下さいねー!これからもよろしくお願いします! (2021年12月15日 22時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 続編!!!出すんですね!おめでとうございます!!!楽しみに待ってます!! (2021年12月15日 17時) (レス) id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2021年12月4日 9時