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しばらく炭治郎と話していると、杏寿郎と甘露寺が帰ってきた。
「おかえりー！最終調整は終わったー？」
「うむ！完璧な仕上がりだ！」
「私の方も終わったわ！」
「そっかそっか、お疲れ様。私のはいつになるのかなぁ」
「む、鉄珍殿がAの刀はもう少し時間がかかるとのことで、もう少しここにいるようにと言っていた！」
「え、そうなの？」
すぐ出来るものだと思っていたので、予定外に時間を取られ、少し残念がるA。
「でも鉄珍様のことだから、多分そんなかからないで仕上げてくれるはずよ！」
「うむ、心配するな。今日はもう遅いから、ここに泊めさせてもらう。俺達は任務があるから、明日の朝出る予定だ。Aは少しここで療養するといい！」
「…はーい」
一人残されるのか…、と残念がるAだったが、温泉もあるので、まぁいっかと気持ちを切り替える。
「僕達ももう少し時間がかかりそうなのでまだいます！」
と悲しがるAに炭治郎が元気に言う。
「炭治郎達もいてくれるんだ！よかったー！」
一気に心強くなり、滞在期間が少し楽しみになった。
それでは明日も早いのでそろそろ失礼します！と炭治郎達が部屋を出ると、じゃあ私たちもそろそろ戻ろうか、とAが腰を上げる。
すると甘露寺が、
「あ、Aちゃん！私ね、寝相が悪いの！Aちゃんのこと叩いちゃうかもしれないから、煉獄さんのお部屋で寝た方がいいかもしれないわ！」
と言い、じゃあ戻るわね！と、そそくさと部屋に戻ると、Aと杏寿郎が取り残された。
もちろん甘露寺の寝相の話は嘘で、甘露寺なりに気を使った結果であった。
「え？どういう状況？」
急に訪れた二人きりの状況に思わず声に出してしまう。
「…参ったな」
杏寿郎が呟くと、Aはすくっと立ち上がり
「だ、だよね！ちょっと蜜璃のとこ戻る！！」
と部屋を出ようとしたが、杏寿郎は腕を掴み
「行くな」
といつもよりも低い声で引き止めるので、Aの心臓が跳ねた。
「嫌がるようなことはしない。一緒にいよう」
と杏寿郎の大きな燃えるような瞳で真っ直ぐに見つめられ、動けなくなるA。
「…うん」
と杏寿郎の側に腰を下ろす。
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さくら(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、初めまして！コメント&高評価ありがとうございます！嬉しいです^ ^ (2021年9月30日 20時) (
レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年9月30日 18時) (レス) @page36 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 氷飴さん» 氷飴さん、ありがとうございます！面白いと言っていただけるととても励みになります！これからもよろしくお願いします^ ^ (2021年9月17日 18時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - １の時から見てるんですけど、面白くてこの作品大好きです！これからも無理ない程度に頑張ってください。応援してます！ (2021年9月17日 16時) (レス) id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2021年9月17日 7時
