呪霊か鬼か【鬼滅の刃】【呪術廻戦】

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その後鍛錬と勉強を重ね、杏寿郎の待機命令期間が終わる頃には、Aは鬼のことについて大体のことは把握していた。



「今日は見廻に行く！！準備が出来次第出発するぞ！」


待機命令期間は終わったが、鴉からの任務が入らなかったため、杏寿郎が担当している区域の見廻をすることにした。


「いつでもおっけー！！」


Aはこちらに来た時と同じ格好で、刀も持たず手ぶらだった。



「A！刀を持たないでどうする！！」


Aは、最終選別を突破するまで、槇寿郎のおさがりの日輪刀を借りていた。しかし、これから見廻に行くと言うのに持っていなかった。



「大丈夫！ちゃんと持ってるから」




『来い』




と言うと、何もない空間から刀が出てくる。



「ほらねっ」


「よもや！！それも術式というものなのか？」


「そうだよ！私の生得術式は時空操術って言って、時間だけじゃなくて、空間も操れるんだよー！どうどう、すごいでしょ？」



「うむ！！Aには驚かされてばかりだな！！」



「いつも何も持たないで戦うことに慣れてたからさ、出来るだけ持たない方がやりやすくて」



「そういうことなら、Aのやりやすいようにするといい！！」



「うん！そうする！！」



あ、これもあるんだよー！と空間の中から、千寿郎特製お弁当が出て来た時には、杏寿郎も目を丸くした。

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