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「これでいいだろうか」
槇寿郎はそう言うと、小さな赤い巾着を差し出す。
「開けてもいい?」
「もちろんだ」
Aは巾着に手を合わせ、中を開けると、白い紙包みが入っていた。
破かないように丁寧に開けると、中から白い粉状の遺骨が現れる。
「ちょっと失礼します」
そう言うと、ほんの少し指でつまみ、飲み込む。
3人はAの行動に少し驚いているが、先程話を聞いていたので、その行動を緊張しながら見ていた。
「うん、これで大丈夫だと思う、あ、奥さんの名前を教えてもらえる?」
「煉獄瑠火だ」
「瑠火さんね、りょーかい」
じゃあやってみるね、失敗したらごめーん!上手くいったら、槇寿郎の部屋のあの高そうな日本酒飲ませてねー!と軽口を叩くので、緊張も解れ、少し呆れたように笑う。
『再構築』
『煉獄瑠火』
Aが術式を発動して間もなく、Aの髪の色が黒くなっていく。そして姿形が全くの別人へと変わった。
「…瑠火?」
「お久しぶりです、槇寿郎さん。」
(よもや!!母上…!!)
(この方が、母上…、お写真と全く同じだ…!)
「瑠火!!すまない!!お前が苦しんでいる時に、俺は側にいてやれなくて…!!」
と槇寿郎は瑠火に抱きつき、謝罪をする。
瑠火はふふっと
「謝ってもらうことなど、何一つありませんよ。槇寿郎さんはいつも私の側にいていただいておりました。いつも槇寿郎さんの熱い心は私の側にいらっしゃいました。」
「だが、俺は…!!」
「けれど、Aさんから伺いましたが、槇寿郎さん謝ることは別にあるんじゃないでしょうか?」
「A…、何!?」
「そうです、煉獄家当主ともあろうお方が、お酒に溺れ、柱の任務を全うせず、子供達への指導もしない!そちらの方が私は残念です。」
「そ、それは、だな…」
「言い訳はいりません。槇寿郎さん、これからです。3人にはこれからがあります。良き父として、私が出来なかった分まで2人を支えてあげてください。」
「瑠火…わかった…!」
「それでこそ、私の愛した槇寿郎さんですよ。」
瑠火はフワリと微笑む。
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さくら(プロフ) - 廣岡唯さん» 廣岡唯さん、ありがとうございます!良かったら続きも読んでいただけるとありがたいです😊 (2022年11月11日 19時) (レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - 面白い煉獄杏寿郎さ❤️ん (2022年11月11日 12時) (レス) @page41 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いちごマカロンさん» いちごマカロンさん、いつもありがとうございます!ニヤニヤしていただいて笑 中々更新出来ずすみません!もう一つの方完結させたら引き続き更新する予定ですので、よろしくお願いします! (2022年4月7日 11時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
いちごマカロン - 七話で煉獄さんが夢主に服がばってされてニヤニヤが止まらん (2022年4月5日 18時) (レス) @page8 id: d434798822 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - わたあめさん» わたあめさん、コメントありがとうございます!とても嬉しいです!これからもよろしくお願いします^ ^ (2021年8月29日 8時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2021年8月24日 15時