呪霊か鬼か【鬼滅の刃】【呪術廻戦】

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「あー、美味しかった！千寿郎の作るご飯は最高だね！」


「Aさん、ありがとうございます！そう言っていただけると作りがいがあります！」


千寿郎は褒め慣れてないのかはにかんだ笑顔を見せる。


「んー！かわいっ！弟がいたら千寿郎みたいなのかな。悟の気持ちが少しわかった気がする！」


異常なまでの過保護な兄が何故そこまで自分に構うのか疑問だったが、千寿郎を見ているとわかる気がした。


「今度一緒にご飯作ろうね！」


「Aさん！是非お願いします！」


食器を片付けようと立ち上がろうとすると


「Aさん！座っていてください！僕がやります！！」


「片付けくらいは手伝うよ。ほらほら、そこの2人も！自分の食べた物くらいは片付ける！！」


「…む！！」

「なんと…」


Aに言われ、否定するわけには行かず、立ち上がる2人。


「そ、そんな！お2人にそんなことをさせるわけには…！」


「自分の食べた物は自分で片付ける、これ常識！」


家長制度が主であるこの時代で、家長及び目上の者が食器を片付けさせるなど、あってはならないことなのだが、Aには関係ない。


「ふむ！たしかに！！いつも千寿郎にまかせてばかりだから、このくらいはしないとな！！」


「お、杏寿郎いい子だねー！あれ？槇寿郎は？」


(また、いい子…！！)


「…仕方ない。」


これからそれぞれが食べた食器を片付けるようになったとかならなかったとか。

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