18 ページ19
話が一通り終わったところで、気になっていた質問を投げかける。
「この家にもう1人いるよね?杏寿郎程じゃないけど、大きい赤いオーラが見えてるんだけど」
「む!気付いていたか!父上がいらっしゃる!後でご挨拶に伺おうと思っていた!せっかくなので今から一緒にいいだろうか!」
「うん!もちろん。おうちに住まわせてもらうんだから挨拶くらいはさせてもらいたいよ」
「そうか!…ただ父上は母上が亡くなられてから、少し心を病んでおられる。もしや迷惑をかけるやもしれん!」
「ん、大丈夫だよ、挨拶のが大事大事」
「…ありがとう!じゃあ行こうか!ついてきてくれ!」
庭より少し離れた離れへ向かう。
(ほんっと、部屋が多いな、もうどこがどこだかわからなくなっちゃった)
そう周りをキョロキョロ見回していると部屋に着いたようで
「父上!少しお時間いいだろうか!紹介したい人がおります!」
聞こえてないはずがなかろうか、部屋の中の主からの返事はない。
「失礼します!」
返事を待たずに杏寿郎が部屋へ入る。
(お、勝手に入っていい感じ??)
杏寿郎の行動に吃驚しつつも、部屋へ入ると
ガシャーーン!!
(…酒の徳利が飛んできたぞ?やっぱり勝手に入ったこと怒ってんじゃない?)
「父上!今日から面倒を見ることとなった、五条Aです!近々最終選抜を受け、鬼殺隊に入隊する予定です!」
(あ、そのまますすめる感じなのね)
平然と自分を紹介する杏寿郎を横目に
「五条Aです。ワケあってこちらに住まわせていただくことになりました。ご迷惑をおかけすることもあろうかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。」
ちゃんと挨拶出来るのか…と杏寿郎は心配していたものの、なんとかそつなくこなしてくれ、ほっとしていたのも束の間、
「何が鬼殺隊だ!くだらない!どうせ大した才能もないんだろ!無駄死にするのが目に見えている!!」
(あ、酔っ払いなのかな?さっき徳利投げたはずなのにまだ持ってる!)
怒鳴られたことより、投げたはずの徳利がまだ手元にあることに衝撃を受けていた。
「父上!Aは、俺との勝負に勝ちました!!鬼相手にも十分戦える力はあります!!」
「お前に勝ったからなんだ!!先の任務で死にそうになってただろう!」
「返す言葉もありません!だがその任務で俺を助けてくれたのがAです!」
431人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくら(プロフ) - 廣岡唯さん» 廣岡唯さん、ありがとうございます!良かったら続きも読んでいただけるとありがたいです😊 (2022年11月11日 19時) (レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - 面白い煉獄杏寿郎さ❤️ん (2022年11月11日 12時) (レス) @page41 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いちごマカロンさん» いちごマカロンさん、いつもありがとうございます!ニヤニヤしていただいて笑 中々更新出来ずすみません!もう一つの方完結させたら引き続き更新する予定ですので、よろしくお願いします! (2022年4月7日 11時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
いちごマカロン - 七話で煉獄さんが夢主に服がばってされてニヤニヤが止まらん (2022年4月5日 18時) (レス) @page8 id: d434798822 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - わたあめさん» わたあめさん、コメントありがとうございます!とても嬉しいです!これからもよろしくお願いします^ ^ (2021年8月29日 8時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくら | 作成日時:2021年8月24日 15時