検索窓
今日:3 hit、昨日:85 hit、合計:453,360 hit

17 ページ18

「ということで、鬼殺隊に入れてもらえるかな?」

「Aの実力はわかった!だが入れることは出来ない!」

「なんで!!!!!」


Aは予想外の回答に大きく突っ込んだ。


「正確には、今は出来ないだな。」

「今は?」

「そうだ!まずAの力は見たことのないものばかりだ!お館様の判断を仰ぐ必要がある!!」

「お館様?」

「うむ!鬼殺隊を束ねるお方だ!」

「うげ、まさか呪術界の上層部みたいな腐ったみかんじゃないよね??」

「その言い方はよくわからないが、お館様は人格者だ!亡くなられた隊士達の名前も全員覚えておられる!」

「へぇ…それは素敵な人なんだね、会ってみたいな」

「うむ!鴉を飛ばしたので、返事が来次第、お館様のところへ行こう!」

「楽しみだなー!」

Aがいた呪術界のお偉いさんといったら、
自分の保身のことしか考えていない、腐ったみかんのような集まりだった。
呪霊に殺された仲間の名前なんていちいち覚えてるやつなんていないだろう。
亡くなった隊士全ての名前を覚えるなんて、慈愛に溢れていないと出来る話ではない。
自分のいたところの上層部と正反対のお館様に早く会ってみたくなった。


「それともう一つ、最終選抜を突破しなければならない!!」


「最終選抜??」


「うむ!鬼は藤の花を嫌うのだが、藤の花に囲まれた山の中に鬼殺隊で捕獲した鬼を放ち、その中で7日間生き延びるというものだ!!」


「へー!楽しそう!!」


杏寿郎は吃驚した。
今まで面倒をみてきた弟子達の中で、最終選抜に恐れを抱く者は多くいたものの、楽しそうという感想を述べた者はいない。


「楽しくは…ないと思うぞ!!最終選抜を突破出来る者は一握りで死んでしまう者の方が多い。」


「そっか!じゃあ気をつけないとね!」


Aの切り替えの早さに脱帽しつつも、話をすすめる。


「最終選抜まではまだ時間がある!まずはお館様の返事を待とう!!」


「いぇーい!」

18→←16



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (140 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
431人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

さくら(プロフ) - 廣岡唯さん» 廣岡唯さん、ありがとうございます!良かったら続きも読んでいただけるとありがたいです😊 (2022年11月11日 19時) (レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - 面白い煉獄杏寿郎さ❤️ん (2022年11月11日 12時) (レス) @page41 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いちごマカロンさん» いちごマカロンさん、いつもありがとうございます!ニヤニヤしていただいて笑 中々更新出来ずすみません!もう一つの方完結させたら引き続き更新する予定ですので、よろしくお願いします! (2022年4月7日 11時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
いちごマカロン - 七話で煉獄さんが夢主に服がばってされてニヤニヤが止まらん (2022年4月5日 18時) (レス) @page8 id: d434798822 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - わたあめさん» わたあめさん、コメントありがとうございます!とても嬉しいです!これからもよろしくお願いします^ ^ (2021年8月29日 8時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さくら | 作成日時:2021年8月24日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。