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貴方目線
次の日
不安になった私は、急遽理子に頼んで一緒に登校してもらうことにした
そして今は登校中
軽く話しながらいつもの一本道を歩く
『え!?昨日、剛田先生と坂本先生が理子の家に!?』
理「うん、なんか私を仲間にしたかったみたい…あ、もちろん断ったし、暴力とかはされてないから安心してね!」
聞いた時間的に昨日の開久の人達とのバトルの後だ
たしかにあの後理子の家の方に走っていった気がする
『本当に大丈夫?何かあったらすぐ言ってよ?』
理「大丈夫よ!本当に何もなかったから!」
『ならいいけど…あ、そういえば、いつも一緒に登校してる友達はどうしたの?』
まさか気を使わせちゃったのかな…と申し訳なくなっていると、「違う違う!」と理子の否定の声
理「なんかね、坂本先生に急に呼び出されたんだって!大事な用があるからって」
『へー、坂本先生から大事な用…って』
待て待て
理「坂本…ってことは」
これは…
『「やばくない…!?」』
何か嫌な予感がして、理子と共に走って学校へ向かった
無事学校に着いた私達は、すぐさま校舎に入り、教室に向かう
しかし、やはり彼女はいない
理「机に鞄はかかってあるわね…とりあえず、私は職員室に行ってみるわ!Aは他をお願い!」
『分かった!』
走っていく理子を尻目に、私は反対方向をしらみつぶしに…
と、走りだす前に立ち止まった
私は他の人達より身体能力が高い
それは運動や単純な力だけでなく、体の機能的な部分…即ち、五感も該当する
私は目を閉じ、耳を澄ませた
いつもの校舎だったら、耳を澄ませても雑音ばかりで、探し物には何の意味もない
だが、今は違う
早めに家を出て、しかも途中から走った分、早朝であり、その分人も少ない
何かされているなら、叫んだりしていたら、聞こえるはずだ
集中し、体を極限状態まで高める
すると聞こえてくる、甲高い泣き叫ぶ声と、バリカンらしき電動音
その音を聞き取った次の瞬間、私はその名の通り、光の速さで走り出した
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鈴美歌 - 久しぶりに読みました!やっぱり面白いです!これからもよろしくお願いします! (2021年5月29日 7時) (レス) id: 532a2a29eb (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ(プロフ) - ウルロさん 楽しく読ませていただいてます!更新無理のない様に頑張ってください!! (2020年11月24日 7時) (レス) id: db4fa22712 (このIDを非表示/違反報告)
鈴美歌 - お久しぶりです!久々の更新嬉しいです!でも無理しないでくださいね! (2020年10月19日 19時) (レス) id: 5ffb6e02ad (このIDを非表示/違反報告)
みりん - 続き求む! (2020年10月7日 16時) (レス) id: f717bd1242 (このIDを非表示/違反報告)
ウルロ(プロフ) - 鈴美歌さん» ご連絡が遅くなってしまい申し訳ありません...私事ですが最近忙しくなってきてしまいまして...!でも最後まで頑張りますのでよろしくお願いします! (2020年9月21日 10時) (レス) id: 6159e7dc01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウルロ | 作成日時:2020年9月6日 23時