忍ガールは愛される

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あまりにも主人公ちゃんが痛みと怪我に強くなってしまったので、設定に「普通の人より痛みと怪我に強い(過去有り)」を追加いたしました

また変更があるかもしれませんが、長い目で見ていただけますと幸いです。

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片桐目線

Aに酷いことをしちまった

俺に心の強さがなかったせいだと落ち込んでいたら、Aは『ありがとう』と笑ってくれた

ちょっと照れくさいが、と言いながら頬を赤らめるAに、相良と共に遠くを見ながら小声で語り合う

相「あぁいうところが男を煽るんだって、本当に分かってんのかねェ...」

片「いや、多分あれは無意識だ。どうしようもねぇよ...」

相「俺らの苦悩はまだまだ続きそうだな...」

片「だろうな...」

どうしたものかと頭を抱えていると、突如思い立ったようにスッと立ち上がり玄関に向かうA

そういやもうこんな時間か、と相良と共に見送りについていく

怪我を庇うように動くAの姿を見ていると、やっぱり無理させちまったんじゃないかと悩む反面、これで少しは男として意識してくれただろうと安心している自分がいる

本当、男ってのは生きづれぇよな

ガチャとドアを開けるAを眺めていると、Aはふと足を止めてこちらに向き直り

とんでもねぇことを言い出した

『ありがとう。2人は最高の友達だよ！』

本当に、満面の笑みで

相「...は！？おい、ちょ」

バタンとドアの閉まる音

大方照れくさくなったんだろう、もう気づいたときにはAは走り去ってしまっていた

俺達は口を開けて目を合わせることしか出来なかった

相「俺達...結構際どいことしたよな...？」

片「あぁ...大分意を決してやったんだが...」









相片「「あいつ...俺のことまだ友達だと思ってんのかよ！！！！！！」」

相良と二人して膝をつく

相「いやいやいやいや！！キスして胸もんで！！そんなことする健全なお友達がどこにいるってんだよ！！」

片「嘘だと言ってくれよ...俺がどんな覚悟でキスしたか...っ！！」

フラッシュバックするAの顔。声。しぐさ。

落ち込む俺らに逆らうように元気になっていく俺の俺

チラッと相良の方も見ると元気になっていた

相「...便所借りるわ」

片「...いや、お前は風呂でやれ。お前激しいんだから」

相「うるせぇよ」

...まぁ、ここからはお察しのとおりだ

脳内でAをおかずにしてることは、絶対に言えないな...

次の日の先輩からの呼び出しに遅刻しかけたのは、言うまでも無い

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