忍ガールは愛される

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貴方目線

サ店から出て、成蘭女子まで行く道を5人で歩く

京子と明美が私を挟むように並び、その後ろに三橋くんと伊藤くんが並んでいる

伊「そういやさ、Aちゃんは京子ちゃんと明美ちゃんとどうやって知り合ったの？中学が一緒だったとか？」

伊藤くんが話しかけてきたが、歩きを止めるわけにいかず軽く後ろを振り向き歩きながら答える

『んーん、私中学までは東京にいたからそれはないよ！えっと確か((京明「「それに関しては私達が言いたい！/ッス！」」お？私を遮るとは良い度胸してるな？？？』

私の言葉を遮るように２人が前のめりに答える

かわいいから許すが()

京「あれは私がまだ成蘭でテッペンを目指していた若かりし時...！」

明「って言ってもまだ1年前の話っすけどね」

京「黙らんか明美。で、私は明美と共に商店街をうろついていると、ガン飛ばしてきた野郎にタイマンで挑んだんだ」

伊「いいねタイマン...熱い感じ...！って、2人ともなかなか危ないことするんだね...苦笑」

伊藤くんが、あまりおすすめできないなぁ...と言うように苦笑いする

相変わらず女の子に優しいんだから

京「でもそいつら、あたしらは正々堂々戦ってるっつーのに！ドスや道具を出してくるだけでなく、人数まで増やしてきやがって...！」

明「あのときは本当に死ぬかと思いましたね」

京「もうだめだと思ったそのとき！！空から女の子が...！」

なんだその天空の城を目指して冒険しそうな言い方

京「それ((明「それが我が天使！Aだったってわけなんすよ！！」おいこら明美」

京子の言葉を遮って1人でテンションがぶっ飛んできちゃってる明美

貴方の慕ってやまない京子様がお怒りですわよ？

そんなことは気にもとめずそのまま続ける明美

明「Aは人数が増えて道具まで出してる奴らをあっという間に一掃し、あたしらを助けてくれた...！」

明「しかもお礼は私と友達になることでいいという心の広さ...！すぐにAは憧れになったんすよ！！」

京「」

ヒートアップしすぎて京子引いちゃってるじゃん！！

なんだかんだそこまで熱弁されると悪い気はしないが、少し気恥ずかしくて顔が熱くなる

明「本当はA、なんて気軽に呼んでいい相手じゃないんですが...Aかどうしてもさん付けは嫌だと聞かなくて仕方なく...」

だってなんか距離を感じるじゃん

そんなことを話しているうちに成蘭女子に着いた

まぁ話しているとは言ってもほぼしゃべっていたのは明美だがな

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