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story3 ページ44

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その後、少年探偵団の活躍で、お金のみ抜かれて捨てられた財布を見つけることが出来た。


ずっと少年探偵団と一緒にいたジョディを除く、3つの財布の持ち主のうちの誰かが容疑者ということだ。




「…この財布、免許証が入ってるわ」


「見せてー!」




Aは歩美が見やすいように屈み、彼女に免許証を見せた。




「この人、さっき見たよ!」


「本当に?」


「うん!風邪ひいてるってマスクしてたよ!」




そして、Aが次々と財布の中身を確認していくと、もう2つの財布にはプリクラ、おみくじがそれぞれ入っていた。


驚いたことに、子供たちはそれらの財布の持ち主も分かるらしい。




「んじゃ、捜して来っからよー!」


「待っててください!」


「お、おい!相手は殺人犯!高木君、子供たちに付き添ってやれ!」


「はい!」




目暮の指示により、高木は子供たちの後を追って、人混みの中へ消えていった。




「その3人の中にの誰かが、棒状のものを所持していたら、犯人が分かるんだが…」


「それを持ってなくても、すぐに分かると思うよ!」




ぽつりと呟いた目暮の言葉に、コナンが爛々と目を輝かせて反応した。




「凶器がなくても、遺体のそばに、お返しと言うように黒い五円玉3枚が残されてたから、それを持ってない人が犯人ってことでしょう?」


「こんな独特な黒い五円玉は、そう簡単に用意できるものじゃないからね!」




***




しかし、少年探偵団が連れてきた財布の持ち主______段野頼子、弁崎桐平、坂巻重守の3人とも五円玉を所持していた。




「とりあえず、あなた方のボディーチェックと、所持品と携帯電話を調べさせてもらいましょうか…もちろん、任意なので拒否できますが…」


「断ると、後々面倒なことになると思うので、できたら…」


「わかったわよ!調べたきゃ調べなさいよ! その代わり、私脂性だから携帯ベタついてるけど我慢してよね!」




険しい顔で目暮が言うと、段野という女性に続いて、弁崎、坂巻の2人の男性も手荷物を手渡していた。




「…」


「ん?ジョディ先生、何か気づいたの?」




彼らの様子を黙って見ていたジョディにコナンが声をかけた。




「いや、前に君が録ってくれたビデオに映った男を思い出したのよ。
ほら、病院に潜入してる組織(かれら)のスパイを割り出すために、わざと携帯を落として拾わせたでしょ?」




Aは彼女の話をただただ黙って聞いていた。








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つむぎ(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2019年6月26日 20時) (レス) id: a3594e8b9c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年6月26日 10時) (レス) id: 76d368eb20 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ(プロフ) - 月兎さん» ありがとうございます!まったり更新していくので、気長にお待ちください!! (2019年5月12日 10時) (レス) id: a3594e8b9c (このIDを非表示/違反報告)
月兎(プロフ) - 素晴らしすぎます…更新頑張ってください! (2019年5月11日 23時) (レス) id: 45fce474d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つむぎ | 作成日時:2019年4月18日 2時

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