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「あれ?」




先程の部屋の戸を開けると、中には蘭や園子。そして、世良がいた。
3人はちょうど紅茶を飲もうとしていたらしい。




「レディの部屋に入る時はノックくらいしなさいよ!」


「あ、いや…ここって7号車だよね?」


「はぁ?」




呆れ顔で注意する園子に、コナンは戸惑いつつも尋ねた。が、彼女はさらに呆れるばかりだった。




「ここは8号車!たった今ボクが遊びに来たところさ!」




世良がそう言ったので、Aたちはコンパートメントをあとにした。
しかし、全員は腑に落ちない顔をしていた。




「おかしいわね…あなたたちの部屋はこの6号車。1つ移動したこの部屋は8号車だった。」


「…うん、7号車が消えてるんだ」





***





「だから!7号車が消えちまったんだよ!」




少年探偵団はムキになって車掌に弁明する。
しかし彼は「そんなバカな…」、と信用していなさそうな様子だ。




「じゃあ車両ごとに乗ってる車掌に聞いてみるといい…この列車、オーナーの意向で車両番号を車内に表示してないし…ミステリー色を強めるためだけど、おかげで部屋の場所がわからなくなる客が多くて我々車掌は大変だ…」




その言葉を聞き、コナン含む少年探偵団は先程の部屋へ確認に走って行った。


たった一人を除いて。




「どうしたの?…哀ちゃん。顔色悪いけど…」




目を爛々と輝かせながら部屋へ向かう彼らとは対照的に、灰原は暗い顔をしていた。
何かに怯えているような…Aにはそう見えた。




「さっき…部屋へ向かっている途中、知っている人が戸を開けたような気がして…」


「…知っている人って?」


「…諸星大という男よ。お姉ちゃんの恋人だったの…」








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つむぎ(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2019年6月26日 20時) (レス) id: a3594e8b9c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年6月26日 10時) (レス) id: 76d368eb20 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ(プロフ) - 月兎さん» ありがとうございます!まったり更新していくので、気長にお待ちください!! (2019年5月12日 10時) (レス) id: a3594e8b9c (このIDを非表示/違反報告)
月兎(プロフ) - 素晴らしすぎます…更新頑張ってください! (2019年5月11日 23時) (レス) id: 45fce474d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つむぎ | 作成日時:2019年4月18日 2時

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