検索窓
今日:28 hit、昨日:28 hit、合計:577,706 hit

story3 ページ32

.




___ガチャ




「すごーい 安室さん!」


「まるで怪盗キッド!」




彼がドアの鍵を開けるまで、そこまで時間はかからなかった。


器用にピンを動かし、それは実に鮮やかで、あっという間だった。




「セキュリティ会社の知り合いがいましてね…内緒でコツを聞いたことがあるんです。」


「何かを探る探偵にはありがてぇスキルだな…」




小五郎が感心すると、安室は早速ドアを開けようとした。

しかし、ドアの前に何か塞ぐものがあるようで、なかなか開かないようだ。




「あっ…」




Aが隙間から覗くと、ちょうどコナンの姿が見えた。


彼とドアの間にあるのは___




「開けちゃダメだ!」




コナンが叫んだ。

やはり、ただ事ではないらしい。




「コナンくん、被害者の意識は?」


「ない…もう亡くなってるよ…」


「…とりあえず、ここは静岡県警の管轄だから、彼らが来るまでそのままにしておいて。」




唯一の現役で、警察関係者であるAが指示を出し、警察の到着を待った。




***




「お久しぶりです、横溝警部。」


「ああ!あの時の生意気な研究員!」


「“生意気な”は余計です…」




静岡県警管轄下のため、なんとなく彼が来るような気はしていた。


横溝警部とは、主に静岡で活動していた強盗団の1人が、東京で殺害された際に合同調査をしたことがあり、その時に会ったことがあるのだ。


当時も上司にあれはこれはと反論しているところを、彼らが研究所を訪れた際に見られてしまったため、“生意気”というイメージがついてしまったのだろう。




「それで、事件というのは?」


「コナンくんが第一発見者で…密室殺人ではないかと。」


「密室殺人だと!?」




Aの声を聞いて大声をあげたのは、横溝警部ではなく、近くにいた小五郎だった。






.

story4→←story2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (300 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1058人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

つむぎ(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2019年6月26日 20時) (レス) id: a3594e8b9c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年6月26日 10時) (レス) id: 76d368eb20 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ(プロフ) - 月兎さん» ありがとうございます!まったり更新していくので、気長にお待ちください!! (2019年5月12日 10時) (レス) id: a3594e8b9c (このIDを非表示/違反報告)
月兎(プロフ) - 素晴らしすぎます…更新頑張ってください! (2019年5月11日 23時) (レス) id: 45fce474d9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:つむぎ | 作成日時:2019年4月18日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。