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すると、
ﾉﾌﾞ｢あれ？なんで俺たちここにいるんだ？何してた？｣
ﾊﾟｸ｢何も思い出せないわ。何してたかしら…｣
みんなが混乱し始めた。何をするために集まったかすらも覚えてないらしい。
(そろそろいいかな。)
私は息を吸った。
ｳﾎﾞｫ｢そうだ思い出したぜ。Aの能力を…｣
ｼｬﾙ｢え？今何が起こった？ただAのことを忘れ…あ！なるほど、Aの能力はそういうことなんだね。｣
ｸﾛﾛ｢そう。こいつは自分の存在を一時的に相手の記憶の中から消すことが出来る。その様子だと息を止めている間…だな。｣
え、まって、存在を消す…？透明人間とかそういうのではない？？
貴｢え、これ私透明人間になったとかではなく…？｣
ｸﾛﾛ｢あぁ。『存在を消す』つまりは相手の記憶の中からお前を消すことが出来る能力だな。でも自分のことだけだとしても都合よく消せるし何かデメリットがあるんじゃないか？｣
…デメリットか。じゃああのお父さんの無視は…
貴｢これをお父さんに使ってたんですけど、そのうちまるで私がそこに居ないかのように振る舞うようになりました。｣
ｸﾛﾛ｢ということはある回数相手に使用すると念を使わなくても相手の記憶から消えることが出来るわけだな。まぁ敵に使う分にはいいかもしれないが能力の範囲は分からないしもし仲間が巻き込まれたりしたら大変だな…｣
貴｢あ、それは大丈夫です。お母さんには効かなかったので。｣
ｼｬﾙ｢いやそれはAが『お父さんだけ』って勝手に思ってたかもしれないし何も考えずやったら今みたくみんなに影響を及ぼすかもしれない。｣
たしかに今のは使おうと思って使っただけ…それでみんなに効くってことは何も思わなければ誰にでも効くことになる…しかも繰り返すと私の存在の記憶は消されるし、相手の中ではいないことになる…なんか私の力難しくないですかね…？？？？？
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作者名：桜璃流 | 作成日時：2021年1月22日 23時
