【ゲーム実況】こんな恋愛、私の青春時代にはありませんでした。【ぴらの】 (ページ10)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:8,833 hit

｜ページ10

また変な輩に絡まれたら危ない、ということで。
私と千鶴は強制送還された。

今は会社近くのカフェでお茶をしている。

「は～、今思い出してもカッコよかったね。ぴらのさん。」
『うん…すっごく素敵だった…。』
「ま、旦那には負けるけど！」
『はいはい笑』

にしても、初めて行った〝ニコニコ超会議〟。
とっても楽しかった。

何もかもが新鮮で、あと、ライブ中のぴらのさんの目線が未だに脳裏に焼き付いている。

……こんなにときめいたの、いつぶり？

「あ、旦那から電話だ。ちょっと出るね。」
『おけーい。』

また、ライブとかやるのかな？
是非とも行きたい。ファンクラブとかあるのかな(早い)

「あー、ちょっと○○に聞いてみんとわからんよ。うん、ちょっとまってて～！」
『？』
「…○○、このあと時間あったりする？」
『え、うん。とくにないけど。明日も休みだし。』
「…わくバンの打ち上げ、旦那がうちのこと紹介したいらしくて呼ばれたんやけど、ぴらのさんが○○ちゃんは来られへんの？って…。」
『えっ…。』
「どう…」
『行く。』
「うお、了解！」

うおってなんやねん。

千鶴は少しびっくりした顔をして、でもその後すぐに笑顔になって電話へと戻って行った。

ぴらのさんが……私は来ないかって聞いてきたの…？

え、やばくない……？
なにそれめっちゃ嬉しいんだけど…。

少しすると千鶴が電話を終えてこちらへ向かってくる。

「ここから5駅くらい乗るんやけど大丈夫そう？」
『うん、大丈夫！』
「ほなじゅーぶん休んだし行こかぁ！もうメンバー集まってるみたいやし！」
『う、うん。』

どきどきした胸を抑えながら、
私と千鶴は最寄り駅へと急いだ。