【ゲーム実況】こんな恋愛、私の青春時代にはありませんでした。【ぴらの】 (ページ40)

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東京に着いてとりあえずフルニキに連絡を入れる。

とにかく一旦うち来い、とのことだったので言われるがままタクシーに乗り、フルニキ宅へ向かった。

「ぴらのさんすまんなぁ、夜遅くに、」
「いやいや、気にせんくてええんよ」

千鶴さんが申し訳なさそうにお茶を出してくれた。

「そんで、」

向かいに座る二人を交互に見て話を切り出す。

ーーーーー時刻は午前0時半。

「はぁ？誰やその秋山ってやつ。」
「だから千鶴の部下？の部下やって。」
「いやうちの部下ではないけどな？」

話聞いてて段々腹立ってきた。
ぽっと出の野郎が○○ちゃん狙っとるっておかしいやろ！
(※おかしくはありません)

「林くんが言うにはガチやったで、ぴらのさん。」
「あー、あの林か…。」
「なに、ぴらの知り合いなん？」

前に○○ちゃんが大阪出張のときに居酒屋で鉢合わせてそのまま飲んだ話をフルニキにする。

「あーーそれでか。」
「でも林くんはぴらのさんのことも知っとるし、〝気になる人がいる〟みたいなこと言ってくれとるらしいですよ。」

「ぴらの、明日まで東京おる？」
「まあおってもええけど、まじで財布と携帯しか持ってきてないんよw」
「○○ちゃんの会社ん前で待っとったらその〝秋山〟ってやつ、拝めるんちゃう？」

ニヤリ、悪そうに笑うフルニキ。
……まったく、他人事だと思っとる顔。

「まあ、行くしかない、か。」

好きな女かっさらわれたら、たまったもんじゃないわ。