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まさかの事態【ぴらのside】 ページ39
「なあぴらの、次いつこっち来るとか予定立てとる?」
「え?」
フルニキから急に電話が来てなんやと思ったら開口一番、
考えてもいなかったことを聞かれた。
…いや、正直言ったら考えてなくもなかったんやけど。
「え、なんで?」
とりあえず聞き返すと、なんや電話口でモゴモゴ話しづらそうにするフルニキ。
なんなん、気になるやんけ。
そんなとき、ふと脳裏で過った○○ちゃん。
…もしかして、
「…ちょっと、緊急事態かもしれん。」
「……は?」
***
さっきまでゲーミングチェアに座って編集しながらビールでも飲もうかと呑気に考えていたのに。
気が付いたら俺は新幹線に乗って東京へ向かっていた。
ギリギリやったけど最終の一個前の新幹線に乗れた。
自分でもアホやな、と苦笑いする。
【「下手したら他の男が○○ちゃん掻っ攫うかもしれん」】
そんなん聞いたら体が勝手に動いてしまった。
もうええわ、焚き付けたフルニキが悪い。
着いたら家凸りに行ったるからな!
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作者名:成瀬 | 作成日時:2022年1月20日 13時