検索窓
今日:24 hit、昨日:0 hit、合計:8,849 hit

新たな風 ページ36

「○○おはよ!」
『あ、千鶴、おはよう。』


今週も始まってしまった。ぴらのさんとちょっぴり甘い雰囲気になってからもう一週間が経った。

あれから他愛もない話はしているけど、特に付き合うとかの話は出ていない。…まあぴらのさんも忙しいだろうし、なかなか会えないのは辛いけど。


「そういえば、林くんと同じ部署に一人男の子入ったらしいで〜!」
『へえ、そうなんだ。林くんに聞いたの?』
「今日出勤する前に下で会った時に聞いたんよ、えらいイケメンやって!」
『ふうん…。』
「ま、○○にはぴらのさんおるし、関係ないっか!」
『もう、すぐ茶化す!』


たしかに、今の私はぴらのさんの事で頭がいっぱいなのは事実。
それよりも今月は新たな企画だの資料作りだので忙しいため、ぴらのさんのことは一旦落ち着かせることにした。





***





「なあ今日飲み行かへん?」
『お、いいねえ!死ぬ気で仕事終わらそ!』


言葉通り集中力を貫いた結果、無事定時に終わらせ身支度をする。(正確には明日の自分に任せた)


千鶴は提出するものがあるとのことで、ロビーで待つことにした。





「あ、嶋田さん!お疲れ様です!」
『あ、林くんお疲れ、…あら、』
林「あ、今日から同じ部署所属の秋山です、俺にもやっと後輩が出来ましたよ〜!」
『はは、良かったね!』

『初めまして、マーケティング部の嶋田です。宜しくね!』
秋山「改めまして、秋山です。嶋田さんめちゃくちゃ美人ですね!」
『お?早速お上手ね!』
林「嶋田さんめちゃくちゃ仕事出来て優しくてノリも良いし可愛いんだよ!」
秋山「何で林さんが得意気なんすか!」
林「いいだろ別に!ほら、邪魔しちゃ悪いから行くぞ!じゃ、嶋田さん、また!古川さんにも宜しくお伝えください!」
『うん、またね。』


秋山くんもぺこりとお辞儀をして林くんを追いかけて行った。
うん、確かにイケメンだわ。

まあ、ぴらのさんには負けるケド←



…にしても、林くんホント律儀な子だなあ。






そのあと、千鶴にそのことを話すと、「なにホンマええ子やん!!」と褒めていた。

|【林 side】→←|【ぴらのside】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
48人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:成瀬 | 作成日時:2022年1月20日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。