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そろそろいい時間、ということで私たちは解散することになった。


『すみません、また奢ってもらって……。』
ぴ「ええんよええんよ、安いもんやで。な、ふぁんちゃん。」
ふ「せやな。おい林、しっかり○○ちゃん送らなあかんで!しゃっきとせぇ!」
「送るもなにも同じホテルですよぉ〜、」
ふ「な、なんやと!!」
ぴ「同じ会社なんやから同じやろ普通。」
『あ、でもちゃんと部屋は別ですよ!』
ふ「なんで○○ちゃんまで動揺しとるんやw」


お酒が入ってるせいか、いつも以上に林くんもテンション高いし、なんか余計なこと言ってるし……。

ほんとあとでぴらのさんに謝らなきゃ……。


「じゃあ○○ちゃん、またな。大阪来た時はまた誘ってや。」
『ぜひ!おやすみなさい。ふぁんきぃさんも!』
「おー!気いつけてなぁ!」


『ほら、林くん行くよ。気をつけてね。』
「はあい〜!お二人共すみません、ありがとうございました!」

林くんがお礼を言うと2人はヒラヒラと手を振って帰って行った。


『……ふぅ、もう、林くん、ヒヤヒヤさせないでよ!』
「ええ〜?なんのことすか!」

『……あれ、ちゃんとしてる……。』
「ちょっぴり酔ったフリしました。」
『はぁ?何でよ!』
「……なんか面白いこと、聞けるかなーって思ったんで。」


お気楽にニヒッと笑ってピースする林くん。

どうしよう、ぶん殴りたい。



「……嶋田さん、ぴらのさんのこと好きなんすね、」
『は、……えッ、』
「ふふ、バレバレっすよ!……多分、ふぁんきぃさんも気付いてます。あの人多分勘良いです。」
『……そ、そう……。』














「家長さぁ、○○ちゃんのこと好きなんやろ、」
「ッ……は、」
「多分林も気付いたで。つーか、あれ本気で酔っとらんやろ、時折意識あったし、様子見とったなアイツ。」

「……まじかよ、」
「まあ別にええんやない?林、彼女おるんやろ。別に本気で○○ちゃんのこと狙っとる感じやないし。」
「……そう、やんな。」

自分の気持ち→←|【ぴらのside】



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作者名:成瀬 | 作成日時:2022年1月20日 13時

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