気になる人【ぴらのside】 ページ18
○○ちゃんを途中まで送り、俺は元来た道へと戻っていく。
今日はジーフーさんの家に泊まらせてもらい、明日東京を軽くみんなで観光し、夕方頃に新幹線に乗る。
予定。
フジに今から向かう、と連絡を入れて電車に乗り、
フジ宅へ向かった。
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無事にたどり着き、インターホンを鳴らす。
その後、「はいはーい」と言いながらフジが近付いてきた。
「おす。」
フジ「おかえり〜。」
ただいま、と声をかけて上がらせてもらう。
リビングに入るとゆげぽとみかるくんがお菓子をつまみながら俺を見上げた。
ゆげ「お！男前の登場やなあ！」
「はあ？」
みか「ちゃんと○○ちゃん送り届けた？」
「当たり前やろ。」
フジ「えらいねえ家長〜！」
なんやこいつら茶化しおって。
フジ「俺らずっと気になってたんだけど、家長って○○ちゃんと仲良かったの？」
「いや？今日が初対面やで。」
みか「え、初対面だったの？初対面に見えなかったんだけど。2人の空気感的に。」
ゆげ「ほんまなあ。すごい仲良さそうやったやん？」
「そんなん言われてもなあ。今日がほんまに初めましてやし…。」
フジ「……でも家長、ちょっと気になってるっしょ、○○ちゃんのこと。」
「……少しな。」
みか「おおお！家長が！！」
「なんでお前がテンション上がっとんねんw」
ゆげ「そいや、今日超会議でフルニキなんや焦っとったけど、なんかあったん？」
ゆげぽのその言葉に、二人も反応し、
俺は今日あったことを話す。
フジ「えーーそんなことあったんだ。家長ナイスだね。」
ゆげ「家長がその場おらんかったら結構危なかったと思うしな。」
みか「それで2人の距離縮まったり？」
まあ、それはそうなんやけど。
ゆげ「家長の凄みあったら男でも逃げてくと思うw」
みか「たしかにwwぎゃあぎゃあしてるしw」
「さっきから人をぎゃあぎゃあ実況者にすんなやw」
フジ「あ、あれ聞こえてたんだww」
「人の耳なんだと思っとんねん！！」
そんな感じでその後も騒ぎ飲み食べしながら話して、
徐々に疲れて各々寝始めた。
タバコが吸いたくて、俺はベランダを借りてひと息ついた。
「やっぱりメンバーにはバレるもんやなあ。」
「……俺はすぐわかったよ？」
「うぉ！…びびらすなや。」
「どこいくのかなーって思って着いてったら独り言喋ってたからw」
フジはニヤつきながら隣に来て笑った。
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作者名：成瀬 | 作成日時：2022年1月20日 13時
