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キーンコーンカーンコーン･･･
チャイムが鳴って、いよいよお昼の時間！
お弁当を持って、浜野君のところへいく。
「あ、桜庭！どこで食べる？」
「どこでもいいよ」
「速水とも一緒なんだけど、いい？」
「もちろん」
「速水ー、早く行かないとお昼終わっちまうー！」
「ちょっと待ってくださいよ〜･･･」
速水君が来たので、教室を出る。
そして私たちは、屋上で食べるという無難な選択をした。
で、早速昼食タイム♪
自然と、話もはずむ。
「そういえばさー、桜庭はなんでいつも高峰と一緒にいるの？」
「え？」
いきなり、そう聞かれて、びっくりする。
「･･･なんでって。それは･･･私とあやめが親友だから？」
何で疑問系？
「親友？でも、みてるとなんかお姫様と家来みたいなんだけど･･･」
「･････。」
いえてる。
「･･･私は、あやめの【影】だから。あやめより、優れちゃダメなの」
それは、独白のようだったけれど。
「そんなことない！ちゅーか桜庭が高峰の家来だって、いつ決まったの！？」
「そうですよ！桜庭さんは桜庭さんらしくあるべきです！」
浜野君も、速水君も憮然として言う。
でもね。
「違う！私はこれまであやめの【影】として14年生きてきたの！今更、今更･･･あやめより目立っちゃダメなのよ！」
私の剣幕に、二人は驚いたように黙った。
「･･･私とあやめは同じ病院で生まれて、同じ幼稚園、小学校、そして中学校に進んだの。それもこれもお母さんたちが同級生のせいよ。だから、だから私は」
一度言葉を切る。
「･･･私は、【光】より、【影】がお似合いなの･･･」
「ダメだよ、桜庭･･･」
浜野君がつぶやいた。
「そうですよ･･･、桜庭さんはもっと自由に生きるべきです･･･」
速水君も。
「そう･･･なの･･･かな･･･？」
「そうだよ！ちゅーか桜庭、さっき見せた笑顔、今までで一番輝いてた！」
「････ぇ････」
その言葉は、私のココロにずしんと体当たりして。
「･････うん、私、もう少し変わってみる。自分らしく、ね」
私は、決意する。
私はあやめの家来じゃない。
あやめより優れて、何が悪いの？
「じゃあ桜庭。手始めにメガネ外せば？」
「うん、そうする」
そのあと、私達は他愛もない話で盛り上がった。
これから来る試練にも気づかに、ずっと。
続く (更新停止中)
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まー - 面白いですねーこれからが楽しみです！(*∀*) (2013年4月23日 16時) (
レス) id: 92a126e8f9 (このIDを非表示/違反報告)
ラメル - わあ、冗談のつもりだったからすごく嬉しい！ありがとうございます!! (2012年3月31日 18時) (携帯から) (レス) id: ce88e37bc3 (このIDを非表示/違反報告)
黒乃 裂希 - ラメルｓ>見に来ましたよ＾＾評価も、しました♪ (2012年3月30日 11時) (レス) id: e1713a3f87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラメル | 作成日時：2012年3月28日 20時
