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「････あ。浜野君だ･･･」
隣で、あやめが呟いた。
彼女の視線の先には、サッカー部のムードメーカー、浜野君が速水君と話していた。
そう。
あやめは、好きなのだ。
彼―――浜野君の事が。
だけど。
だけどね。
「･･･私も、好きなんだよ･･･」
誰にも届かない小さな呟き。
あやめは浜野君を見つめるのに夢中･･･。
私は、【あの日】を思い出していた――――････。
〜･〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
「よっ、何してんの？」
その日、私は朝早くから教室で宿題をしていた。
もちろん、自分の分は済ませてある。
今やっている宿題は、あやめの分だ。
「･･･ぁ、浜野君」
まさか、あやめの宿題をしているとは言えまい。
「あの･･･ちょっと、宿題を」
「え、今日なんか宿題あったっけ？」
「うん、数学の問題集二ページ」
そういうと、浜野君は急にあわてだした。
「やっべ、俺すっかり忘れてたー。桜庭、悪いけど見せてくれないかな？」
私はあやめが学校に来てないか確認して。
「････うん、いいよ」
そういって、問題集を差し出したんだ。
「･･･よし、終わった！桜庭、サンキュー！」
朝の、たった二十分の間だったけれど。
私は、幸せだった。
何故かは知らないけど、楽しかったんだ。
それから私、いつの間にか、浜野君のことが気になりだした―――――･････。
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まー - 面白いですねーこれからが楽しみです！(*∀*) (2013年4月23日 16時) (
レス) id: 92a126e8f9 (このIDを非表示/違反報告)
ラメル - わあ、冗談のつもりだったからすごく嬉しい！ありがとうございます!! (2012年3月31日 18時) (携帯から) (レス) id: ce88e37bc3 (このIDを非表示/違反報告)
黒乃 裂希 - ラメルｓ>見に来ましたよ＾＾評価も、しました♪ (2012年3月30日 11時) (レス) id: e1713a3f87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラメル | 作成日時：2012年3月28日 20時
