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｢長くない、ってどういうこと｣
｢そのままの意味だよ｣
｢まぁ、僕もたぶん長くはないと思うけれどね｣
後ろを振り返ると足跡は殆ど消えかけていた。
雪が降っているわけでも、吹雪いてもいないのに、足跡だけがどんどん消えていく。
｢それはそのままの意味で捉えてもいいの？｣
｢う〜ん…Aちゃんにおまかせするよ｣
｢ねぇ、それにしても…あの建物まで遠過ぎない？｣
｢そうだねぇ…僕らの足が遅いのかなぁ｣
歩いても歩いても、建物との距離は縮まない。どれだけ歩いても空は暗くも、明るくもならないのだ。
私はこの世界は神様に見捨てられてしまったのか、それとも頭がおかしくなった人の世界の出来事だと思った。
｢ううん、確実に進んでいるし…そう遅くはないと思うの。ここは本当に現実？｣
｢勿論、ここは2058年のある国だよ。｣
｢…2058年？第三次世界大戦が終わったあの年？｣
｢うん、あの年のちょうど君たちの国が僕の国を壊そうとしたあの日だよ。｣
｢…あぁ、ここはロシアか｣
｢ふふ、ご名答。｣
僕の家はもうぐちゃぐちゃだよ。彼は泣きながら笑った。涙が溢れて皮の手袋を濡らすのに、不思議と口角は上がっているのだ。
｢Aちゃん、僕が誰だかわかる？｣
｢…うん、あなたはロシアさんだよね｣
｢よかった、僕のことをわかってくれる人がいて。｣
彼は私を抱き寄せて息を吐いた。
｢だって、祖国があなたの事をよく言っていたから｣
｢日本くんが？｣
｢…うん、半分くらいは貰えるだろうって、アメリカさんに相談しなければっていっつも言ってたよ｣
｢…そう、じゃあ目が覚めたら日本くんに伝えてよ｣
"僕の家を返して。今なら君の大切な人を傷つけずに済むから"。
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今日見た夢をめちゃめちゃいじくったらこうなった。
ようわからん。
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路(プロフ) - 藤子さん» おひゃあ、嬉しみ。あの世界観はめちゃめちゃスーパー性癖(語彙力)だからもうありがたいっていうかすごい好きです…()また合作しましょうね〜！！ (2018年11月29日 22時) (
レス) id: fae735e792 (このIDを非表示/違反報告)
藤子(プロフ) - 読んだ！！！私なんかの思いつきを文にしてくれてありがとう！！！！！ (2018年11月29日 22時) (レス) id: 771e5159cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：路 | 作成日時：2018年9月16日 17時
