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｢お兄さんは女の子大好きだから大丈夫｣
フランシスさんは薔薇の香りを身にまとい、私の耳元で囁いた。
｢じゃあ、女の子大好きフランシスさん。私のために少し協力してほしいことがあるの｣
｢なんだい？君の願いならお兄さん、なんでも聞いちゃうかも｣
｢本当？言質はとったから、存分に扱き使わせていただこうかな｣
｢やだぁ、こわぁい｣
そう言いながらも口角を上げている彼は私の手を引いて石畳の上を歩く。
偏見の世界という所は、中世ヨーロッパの城下町のような景観だ。
｢あ、それでね。私早くこの悪夢から醒めたいから、協力してくれない？｣
｢ふふ、悪夢だなんて酷いなぁ｣
｢だって、祖国そっくりな人にあんな扱いされたりしてるんだから仕方ないでしょう？｣
｢でも、それが俺と君を繋いだんだから悪夢じゃあないと思うんだけどな｣
｢その言葉、私が知ってる貴方も言いそうなセリフでびっくりしてる｣
｢じゃあ、君の知ってる俺に伝えといて。俺は君を助けた騎士になったってね｣
｢OK、考えておく。まぁ、助けて貰ったら、の話だけれど｣
金色の髪を揺らして彼は顔を顰めてわらった。
仕草や、表情までもが私の知っているフランスさんにそっくりである。
｢…あれ、アーサー？お前さっき帰ったんじゃないの？｣
｢ちょっとその馬鹿に用事があってな｣
私の腰に手を回し隣を歩く彼は足を止めた。目の前には、アーサーと呼ばれた男。
その男の特徴的な眉毛がぴくりと動き、じっとり私を睨めつけた。
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路(プロフ) - 藤子さん» おひゃあ、嬉しみ。あの世界観はめちゃめちゃスーパー性癖(語彙力)だからもうありがたいっていうかすごい好きです…()また合作しましょうね〜！！ (2018年11月29日 22時) (
レス) id: fae735e792 (このIDを非表示/違反報告)
藤子(プロフ) - 読んだ！！！私なんかの思いつきを文にしてくれてありがとう！！！！！ (2018年11月29日 22時) (レス) id: 771e5159cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：路 | 作成日時：2018年9月16日 17時
