検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:37,169 hit

Iceland ページ1

「…」

これは、とても険悪な雰囲気だ。
いつもはおしゃべりなパフィンだって口を閉ざして寝たフリなんかしちゃっている。

「…ねぇ、A」

「なぁに。」

いつものふわふわとした優しい軽やかな声じゃなくてトゲトゲした冷たい声だった。

「なに、怒ってんの」

「…別に?怒ってなんかないけど」

深い青の瞳が僕を捉えて意地悪く微笑んだ。前下がりボブが揺れて彼女の表情を隠す。

「嘘、じゃあさっきのツイートは何?」

「…信用したくない、ってやつ?」

「そう、それ。僕のこと?」

「あぁ、違うよ。それはアイスのことじゃない」

「…嘘だよ。」

僕の言葉に顔を顰めて睨みつける。

「嘘だ嘘だってうるさいよ。アイスだって、この間知らない女の子のImstagramに写ってたし、肩まで組んで仲良さげだったじゃない。」

「あれは、観光客の人が僕と写真撮ってそのまま交換させられただけ」

「…どうだか」

嘲笑って、パフィンを撫でた。
彼女は多分、アテに取り憑かれているのかもしれない。
些細なことで嫉妬に狂うなんて、まともじゃない。

「A、なんか今日…変だよ」

「…何が?変だっていう貴方の方がもっと変」

深海の瞳が僕を見つめる。
視線に殺傷能力があるとすれば、僕の体はあっという間に切り刻まれてるだろう。なんてことを考えて彼女の言葉を遮った。

(続きます。)

#→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
42人がお気に入り
設定タグ:APH , ヘタリア , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 藤子さん» おひゃあ、嬉しみ。あの世界観はめちゃめちゃスーパー性癖(語彙力)だからもうありがたいっていうかすごい好きです…()また合作しましょうね〜!! (2018年11月29日 22時) (レス) id: fae735e792 (このIDを非表示/違反報告)
藤子(プロフ) - 読んだ!!!私なんかの思いつきを文にしてくれてありがとう!!!!! (2018年11月29日 22時) (レス) id: 771e5159cf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2018年9月16日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。