５話 帰り道 ページ6
「お待たせ！豪炎寺くん」
「いや、そんなに待っていない。マネージャーの仕事、お疲れ様」
かっこいい。
“愛しの彼”こと豪炎寺 修也くん。
豪炎寺くんを好きになったのは、豪炎寺くんが転校してきて間もない頃だった。
・・・・・・・・・・
「豪炎寺くんって、サッカーの名門から来たんでしょ？」
「ああ」
「小さい頃からサッカーしてるの？」
最初のイメージは円堂くんと仲がいい無口な人だった。
話しかけても「ああ」とかしか言わなかったしね。
でも、そんなある日。
私が、部活の用品を買いに行った時。
「えーっと、確かテープと、包帯だよね……？」
袋を持ちながら人通りの少ない一本道を歩く。
「あれ〜？女の子じゃん」
「ほんとだ〜。かーわいい」
そこは、不良のたまり場だったらしく、運悪く二人の不良に絡まれてしまった。
うわっ。
めんどくさ。
私は作り笑いを貼り付けて、その場を切り抜けようとする。
「今、部活の買い出し中で急いでるんです。通して下さい」
「いーじゃん。ちょっとだけ遊ぼうぜ」
「きみ、中学生だよね？こんな人通りの少ない道に来て、本当はそういうことしたかったんだろ？」
「……………………………は？」
鬱陶しい。
近道するために通っただけだし。
「あのですね〜……もうすぐ休憩時間終わっちゃうから急いでるんです」
「一人くらい抜けても大丈夫だって」
も〜！！しつこい！
私は無視して不良の横を通り過ぎようとする。
「待てよ」
横を通った瞬間、腕を掴まれる。
「−−−−−−−っ離してって言ってるでしょ！！」
手を振りほどこうとして動かすと、私の手は見事に男の顔面に直撃した。
おっほ…………
「何すんだてめーっ！！！」
「ひーっ！すみません！！」
謝っても遅かったらしく、男の一人が拳を振り上げる。
痛そうだなぁ。
呑気にそんなことを考えてしまう。
覚悟してゆっくり目を閉じる。
ドカッ。
え。
サッカーボールが拳を振り上げていた男の人の顔面に直撃する。
うっわぁ。
痛そう……
ってか、誰？
サッカーボールが飛んできた方を見ると、そこには豪 炎寺くんがいた。
「豪炎寺くんっ！！」
神様きたーーーーーーーーーーー！！！！！！！
私は足元に転がってきたサッカーボールを拾い上げる。
すると、豪炎寺くんが私の腕を引いて走り出した。
ドキンッ。ドキンッ。
助けて、くれたんだよね…？
ありがとう。豪炎寺くん。
・・・・・・・・・・
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 46人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神崎 奏(プロフ) - yuriさん» ありがとうございます！とっても嬉しいです！！ (2018年12月3日 15時) (
レス) id: 3c3fe50db5 (このIDを非表示/違反報告)
yuri - 面白かったです！応援してます！！ (2018年12月3日 0時) (レス) id: cbe69faa9b (このIDを非表示/違反報告)
神崎 奏(プロフ) - アレスさん» ありがとうございます！更新頑張ります！！少しでも楽しんでいただけるように頑張ります！ (2018年11月2日 21時) (レス) id: 3c3fe50db5 (このIDを非表示/違反報告)
アレス - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年10月30日 23時) (レス) id: 73833a43c9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 奏(プロフ) - いさきさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえるとすごく嬉しいです！これからも頑張ります！ (2018年10月24日 23時) (レス) id: 906f3d7dcd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神崎 奏 | 作成日時：2018年7月23日 0時
