３１話 デジャブ ページ33
私は、ちゃっちゃと買い物をすませる。
両手には大量にものが入った袋。
女の子一人に持たせる量とは思えない。
私は、人通りの少ない一本道に入っていく。
学校への近道だから、買い出しに行った時とかによく使う。
そういえば、修也くんにも、ここで助けてもらったんだっけ。
そう思いながら足を進める。
「あれ〜？女の子じゃん」
「ほんとだ。かーわいい」
すると、５、６人の不良が急にやってきて、私のことを取り囲む。
うわっ。めんどくさ…
というか、なんかデジャブ。
「これから俺らと遊ばない？」
そう言いながら私の手首を一人の男がつかむ。
「……遊ばないです。それに、今は部活の買い出しの途中なので」
「いーじゃん。こんなのほっといてもさぁ」
そう言いながら、私が持っていた袋を奪って、地面に叩きつける。
「なっ……やめてください！」
「いいからよぉ」
「っ…離して！触らないで！！」
そう言って睨みつけると、不良たちが顔をしかめる。
「てめぇ…生意気な口ききやがって」
「痛い目見たくなかったらついてこいよ」
うざい。しつこい。きもい。くさい。どっかいってほしい。
普通なら、ここは抵抗しないほうがいいけど、今、最高潮にイラついている私は思わず言ってしまった。
「汚い手で触るなって言ってるの！離せよ。ブサイク」
「な、なんだと」
そう言いながら、不良の一人が拳を私めがけておろしてきた。
うわ。やばい。
そう思った瞬間、不良の顔面にサッカーボールが飛んできた。
見事に、クリーンヒット。
これまたデジャブ。
私がボール飛んできた方を見たら、修也くんが立ってるんじゃないでしょうね。
そう思いながら、ボールが飛んできた方を見る。
「あ……」
「そいつに触るな」
そこには、風丸くんが立っていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 46人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神崎 奏(プロフ) - yuriさん» ありがとうございます！とっても嬉しいです！！ (2018年12月3日 15時) (
レス) id: 3c3fe50db5 (このIDを非表示/違反報告)
yuri - 面白かったです！応援してます！！ (2018年12月3日 0時) (レス) id: cbe69faa9b (このIDを非表示/違反報告)
神崎 奏(プロフ) - アレスさん» ありがとうございます！更新頑張ります！！少しでも楽しんでいただけるように頑張ります！ (2018年11月2日 21時) (レス) id: 3c3fe50db5 (このIDを非表示/違反報告)
アレス - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年10月30日 23時) (レス) id: 73833a43c9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 奏(プロフ) - いさきさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえるとすごく嬉しいです！これからも頑張ります！ (2018年10月24日 23時) (レス) id: 906f3d7dcd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神崎 奏 | 作成日時：2018年7月23日 0時
