22「素直に」 ページ26
「...かず、や」
御「大丈夫、恥ずかしくないから」
「今、そうされるの...」
御「辛い？」
「うん」
御「ごめん、俺がこうしてたい」
「...心臓、すげぇ、バクバクしてる」
御「はははっ、
お前の心臓が？」
「...ううん、
一也の」
御「そういうこと言うなよな〜
お前のもすげぇからな」
「わかってるよ」
リズムの違う心臓の音が2つ
近い距離で、ドクドクなってる
「オレ、こんな心臓ならしてたら寿命縮んじゃう」
御「それは困るな、長生きしてくれよな」
「一也もな」
御「そーだなー
A〜」
「ん？」
御「俺の事、好き？」
「...わっかんない」
御「そっか」
「でも、嫌いじゃないよ...
一也にこういう事されると、顔真っ赤になって...
心臓が煩くなる程度には、すき...？だけど」
御「w疑問形なのな」
「一也は」
御「ん〜？」
「まだ、オレの事すき？」
御「まぁな、
ずっと好きでいれる自信はあるぜ？」
「バカじゃん...」
御「そうかもな」
「一也も、
オレも」
御「ん？」
「だって、おかしいよ、
先輩に、男の人に抱きしめられて、オレ、今、嬉しいって、思っちゃってんだもん...」
御「...」
「？かず...ぁ」
一也が今までより、強く、それでも優しくオレを抱きしめた
御「そぉいうこと言うの、反則だぞ、馬鹿」
「な、な、なん、だよ
思ったこと素直に言っただけじゃんっ」
御「もーーっ
なんなの、お前ェ、素直にってなんだよ、ずるいぞ」
「わ、わっかんねぇよ、怒んなよ」
さっきから心臓の音煩いし、
耳まで熱いし
と、やりとりを続けてると、奥の方から女子達の話声が聞こえてきた
「っ...お、おわりっ！！」
と、叫びながら、一也を押しのけた
御「あ、」
「そ、そ、それじゃあ、授業も、は、始まると思いますし
お、オレはこれでっ！！」
御「あ、おいっ...
行っちまった...」
壁に背を向けながら、よりかかる
流石にあれはなぁ...
ずりぃわ
御「...好きだぞ」
A
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藍(プロフ) - めっちゃ好きです！！！！更新楽しみにしてます！頑張ってください！！！ (2021年3月11日 23時) (
レス) id: fbff83c9ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤ | 作成日時：2019年1月10日 23時
