◯ ページ23
水でも飲みに行こうとリビングに出ると今一番会いたくなかったヒョンがいた。
「お、A、眠れないの？」
『はい…なんか眠れないんです…笑』
「寝かしつけてあげるよ」
『はは笑どうやってですか？』
「じゃあちょっと待ってて」
しばらくしてジェヒョニヒョンはマグカップを２つ持ってきた
「これ、俺のお母さんが送ってくれたんだけど、寝付けない夜に飲むといいんだって」
『へぇ、ありがとうございます…』
「こっちおいで」
ソファーに呼ばれて素直に着いていく
隣に腰掛けるとジェヒョニヒョンの温かい手が頭の上に乗る
優しく赤ちゃんや子犬を撫でるようにわたしの髪を撫でる。
いつのまにか飲み終わったコップはするっと回収されて自然とヒョンの膝に頭を乗せていた。
『ひょん、このまま寝ちゃいそう…』
「いいよ、運んどいてあげる」
『じゃあ…いっか…』
「おやすみ」
うとうとして意識が遠くなりながらもおでこにキスされたのを感じて目がパチっと開く。
『ヒョン』
「ごめん、かわいくてつい」
『そういうこと言っても許しません』
「ごめんごめん、もうしないから」
『あ〜もう、ヒョンのせいで眠れなくなっちゃった…』
「この前みたいにしてみる？」
『え、』
この前ってあの寝落ちしたのをストーリーに上げられた時の？
あれよあれよと後ろからハグされた状態に。
ヒョンの方を向くとヒョンはじーっとわたしの顔の下の方を見ていて目が合わない
『何か顔についてますか？』
じーっと目線が合わないまま近づいてくる顔
じわじわと近くなる距離に、思わず身をそらすけど、もう無理…
え、これキスされる…？！ど、どうしよ、どうしよ
ちゅっ
「え、？」
『あ、ご、ごめんなさい』
「ふははははは」
わたしが考えたのはヒョンの鼻にわたしがキスするってこと。手は抱き込まれてて使えなかったし、これが最善策だと思いたい…
「Aほんとにかわいいね、」
『やだ…もう…はぁ、』
「おふたりさーん、続きは部屋でやり〜」
『え！！！！やだ！もう！！続きとかないです！！』
「A、部屋で待ってるよ笑」
『ジェヒョニヒョンのばか！』
『部屋なんて行かないし！！！』
次の日バンの中でゆたくんに盛られに盛られた話を延々とされ、わたしは顔を真っ赤にしながら否定するしかなかったのであった…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 254人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
プルコギ娘(プロフ) - まいさん» 初めまして☺️コメントありがとうございます！少しずつですがまた更新していきますのでお時間のある際に遊びにきてくださいね♡ (2023年1月21日 1時) (
レス) id: d2d6b34ed8 (このIDを非表示/違反報告)
まい - 初めまして！頑固なイチゴジャムのジェヒョンと主人公の関係がめちゃくちゃすきです！この続きというかシリーズもっと読みたくなっちゃいました^ ^ (2022年1月11日 0時) (レス) id: dc895b60d0 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ - 楽しみにしてます！ (2021年12月28日 23時) (レス) id: 612f29e707 (このIDを非表示/違反報告)
プルコギ娘(プロフ) - バンビさん» コメントありがとうございます♡とっても嬉しいです…！これからもちまちまと更新していきますのでよろしくお願い致します( ´ᵕ`* ) (2021年12月28日 7時) (レス) id: 9943d10b9d (このIDを非表示/違反報告)
バンビ - 私はこの作品が大好きです！面白いし本当に大好きです！読むたびいつもキュンキュンさせてもらってます！これからも応援しています！更新するのをまってます!頑張ってください！応援してます！ (2021年12月27日 14時) (レス) id: 612f29e707 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：プルコギ娘 | 作成日時：2021年12月17日 1時
