○ ページ16
コンコン
誰だ。律儀にノックをしてしかも返事をするまでドアを開けないなんて
『…はい』
「入るよ」
『じ、ジェヒョニヒョン…』
ジェヒョニヒョンの腕には電気毛布がかかっていて、手にはマグカップが。
あ、バレたな。そう思った。
「なんで一人で籠もってんの」
『一人でいたいときもあります…』
「ふーん」
ジェヒョニヒョンはわたしの返答なんてどうでも良さそうにベッドの前の椅子に腰掛け、マグカップの中のスプーンをゆっくりとかき混ぜ、ふーふーしたあとわたしに差し出した
『…これはなんですか』
「はちみつレモン、Aすきでしょ」
『…』
好きです。でも好きだと認めるのもなんだか嫌で無言で受け取ってそっと飲み始める。
目の前のジェヒョニヒョンはなんでか知らないけどニコニコしてる。
すごいイライラする。わざわざわたしのために温かい毛布とはちみつレモンを持ってきてくれたのに。
『なんで笑ってるんですか』
「え？」
「いや、かわいいなって」
『かわいくないです…！』
「はいはい、ごめんな〜」
そう言ってわしゃわしゃとわたしの頭を撫でる
泣きそうになる
泣いちゃだめだ
「Aはよく頑張ってるよ、ほんとに」
「えらい、えらい」
ジェヒョニヒョンの低くてゆったりとした声がはちみつのように体の中に広がっていく
『なんで、、』
『なんで、ヒョンはここに来たんですか』
「ん〜、Aと一緒にいたいなぁって思って」
嘘くさ！と思いジトーっとヒョンのことを睨むとやめてよ、と笑った
「いや、正直な話、夜ですら全然寝ないAが寝てたっていうのと、マクがAが怖かった〜って言ってたのと、先月のときからちょうど1ヶ月くらい経ってたからもしかしたら…と思って来たらビンゴだったってだけ」
いや、、、、こわ…すごいけどこわ
え、彼氏、？？彼氏でも彼女の周期を把握してる人少ないと思うけど。
「ちょっと、引かないでよ」
『…あぁ、すみません、ありがとうございます』
「俺だけの特権なんだよ」
『特権って何ですか』
「弱ってるAを見られるっていう特権」
いや、、、それ誰得〜…
『…左様で』
「ほら、甘えたいんじゃない？どー？」
いつの間にかベッドの上に座っていたヒョンは腕を広げてハグ待ちの姿勢になっている。
うーん、ハグぐらいならいい…？
少し離れたまま頭だけヒョンの胸元に寄せる
すると、ぐぐっと腰を引き寄せられて上半身がぴたっとくっついた。
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プルコギ娘(プロフ) - まいさん» 初めまして☺️コメントありがとうございます！少しずつですがまた更新していきますのでお時間のある際に遊びにきてくださいね♡ (2023年1月21日 1時) (
レス) id: d2d6b34ed8 (このIDを非表示/違反報告)
まい - 初めまして！頑固なイチゴジャムのジェヒョンと主人公の関係がめちゃくちゃすきです！この続きというかシリーズもっと読みたくなっちゃいました^ ^ (2022年1月11日 0時) (レス) id: dc895b60d0 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ - 楽しみにしてます！ (2021年12月28日 23時) (レス) id: 612f29e707 (このIDを非表示/違反報告)
プルコギ娘(プロフ) - バンビさん» コメントありがとうございます♡とっても嬉しいです…！これからもちまちまと更新していきますのでよろしくお願い致します( ´ᵕ`* ) (2021年12月28日 7時) (レス) id: 9943d10b9d (このIDを非表示/違反報告)
バンビ - 私はこの作品が大好きです！面白いし本当に大好きです！読むたびいつもキュンキュンさせてもらってます！これからも応援しています！更新するのをまってます!頑張ってください！応援してます！ (2021年12月27日 14時) (レス) id: 612f29e707 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プルコギ娘 | 作成日時：2021年12月17日 1時
