取り敢えず原作道理に進めよう!……あれ?【NARUTO】

5話 ページ7

カナデは、あの後にシッカリとカカシに傷の手当をしてもらった。
最初はカナデがカカシの傷などの手当をし体調管理をシッカリ!などと注意していたというのに今では逆となっている。



カカシ「あのねぇ…赤の他人を安心させる為だけに自分の体を傷付けるのは駄目なんじゃない?」

『いや、でも(カカシ「でもじゃない」…はい』

{きゅ、九尾さん。どうにか出来ませんか?}

九[知らん。お前が悪い]

{え、えぇ〜}

カカシ「…聞いてる?」

『は、はい!』

カカシ「はぁ…疑ってかかったのは俺も悪かったよ」

『え!?いえいえ。忍なら当たり前ですし、それに監視対象に塗られたら薬なら尚更にですし』

カカシ「!」九[…この馬鹿]



カカシ、否、カカシだけでなく他の忍達がカナデを監視対象にしている事に本人は気が付いていないと思っている。ただ嫌われているというふうに思っているだろうと考えていた。
しかし、まだ子供のカナデが監視対象になっている事を知るには、その原因を知らなくては分からない。それを考えると恐怖心から冷や汗を流す。


つまり、この子は自身に九尾を飼っているという事を知っているという事。誰かが言った可能性も考えられるが俺が見ている時も他の暗部達の報告にも聞かされてない。
だとすると九尾と何かしらのコンタクトがあったのかっ。


カナデの馬鹿のせいでカカシの警戒心が逆戻りしてしまい、もう九喇嘛が呆れて何も言えなくなっている。



カカシ「何で自分が監視対象って思ったの…?」

『? お兄さん、暗部の人ですよね?ジジ様が言っていた』

カカシ「何で知っている!?…ジジ様?」

『あ、火影様です。いつも色々と何故かお世話になっているもので良く一緒にいたらジイちゃんと呼んでくれんかと言われて…でも流石に火影様をジイちゃん呼ばわりできないのでジジ様と呼ばせてもらっているんです』

カカシ「火影様をジイちゃん…呼べないね」

『ですよね!呼ぶように言われた時は断ったんですよ?でも何かションボリという感じの顔をされてしまいまして…』

カカシ「呼ぶしかなかった訳ね」

『はい』

カカシ「あ〜…その話しから察するに火影様って君に対して爺馬鹿を発動して暗部の事を教えてもらったっていう感じ?」

『はい』

カカシ「火影様、何教えてるんですかっ」

九[…苦労してんなコイツも]



頭を抱えるカカシにちょぴっと同情する九喇嘛であった。
火影様、いくら孫が可愛いからって小さい子に暗部を教えちゃ駄目ですよ^-^;

6話→←4話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す