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4話 ページ6

カカシ「…君は馬鹿だ」

『えっ』

九[コイツと同意だ]

{え、九尾さんも酷い}



こんな事が言われる前、カカシが警戒心をバリバリだしている時だ。



カカシ「あ〜…君が手当とかしてくれたの?」

『はい。あ、木の枝とかで切ってしまった所に薬を塗りましたので』

カカシ「え」

『あ、自分も使ってますので大丈夫ですよ?』

カカシ「あ、あぁ、そうなの…」

{…毒とか疑ってるなぁ}

九[当たりめぇだろ]

{…仕方ない}

九[?…! よせ!!]



九喇嘛が珍しく必死に心配を含んだ声を上げる。カナデが何をし――




ザッシュッ…!!




カカシ「な!!?」九[この馬鹿野郎!!]



カナデが取り出した苦無で自身の腕を斬り付けた。傷口からソコソコの血が流れてカカシは大慌てだし、九喇嘛は、もう滅茶苦茶、怒鳴っている。
それでもカナデは人の話を聞かず焦る事もなく懐から薬を取り出す。



『これは、あなたに塗った薬です』

カカシ「は!?今、それ言ってる場合!?」



カカシは、そう言いながら額に乗っていた手拭を裂いて長くしカナデの腕を止血し始める。
そうやってカカシが焦っているのに当の本人は呑気にありがとうございますと感謝の言葉と起き上って大丈夫なんですか?などと心配する言葉を述べた。
九喇嘛がそれはお前に向ける言葉だ大馬鹿野郎など罵詈雑言を言うがここは同意である。そんな九喇嘛にもカナデは大丈夫ですよと淡泊な対応で終わらせたと思ったら先程出した薬の容器の蓋を開けその薬を指に付け、傷口を水で洗い流した後に塗った。



『で、話しを戻しますが、この薬は、あなたにも塗った物です。これで毒じゃない事が分かりましたね』

カカシ「ま、まさか、それだけの為だけに傷作ったの?」

『だって毒を同じ里の人に、しかも怪我人に塗るような人間と思われたくないですから』



で、文頭に戻る。
あんな事をしたらカカシに馬鹿だと言われても言い返せないだろう。



カカシ「腕貸して」

『?』



素直にカカシの方にと怪我をしていない腕を出す。うん、九喇嘛さんが阿呆と言いながら頭を抱えています。ドンマイ!
あ、出すように言ったカカシさんは(⌒言⌒#)という顔になっています。コワイ。
その顔のまま無言でカナデの怪我した方の腕を取り自身の懐からガーゼと包帯を取り出した。
勿論、カナデを手当する為なのだが…カナデは目をパチクリさせて驚いている様子。



カカシ「はい、これでよし」

『…変な人ですね』

カカシ「俺、馬鹿な子に変て言われる筋合いないんだけど…」

『え…』

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玉ねぎ - 続き気になります‼ (2022年12月22日 0時) (レス) @page19 id: 76ae9f90b3 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - とても面白いです!応援してます! (2022年4月25日 10時) (レス) @page19 id: 58b03266e8 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 更新待ってます! (2019年7月14日 22時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
マスラ - とても面白いです!続きすごく楽しみにしています。更新頑張ってください!(#^.^#) (2018年10月31日 15時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
壊音=銀魂LOVE♪の神紫ダヨ - 火影様、あ"ってウケル(*`∀´*) 更新待っています笑いながら...ハハ...面白いです頑張ってください!応援してます (2018年10月15日 19時) (レス) id: db7414564c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤い桜模様の猫 | 作成日時:2018年7月21日 22時

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