3話 ページ5
影分身の数が20以上行った頃、異変が起こった。
カナデは普段通り人気が少ない草原で手裏剣の練習をしていたのだが少し離れた所にある木から何かが落ちる音がしたのだ。何事かと思い直ぐに、そこに向かう。
九[おい、気にする必要ねぇだろう]
{人だったら大変じゃないですか}
九[お人好しめ]
ブツクサと九喇嘛が文句を言ってくるがカナデは、そんなのも気にせず進んで行く。
九喇嘛としては敵だったらどうするつもりだと心配し(九「心配なんぞしとらんわ!!」…さいですか。
取り敢えず、何かが落ちた所に着く。
『え"っ』
九[? どうした?]
『あ、うん、その…はぁ』
九[…お前が知ってる未来に関係してくる奴か]
その通りである。カナデの目の前には主人公達の班の隊長の役割を担う人物、はたけカカシが倒れているのだ。
もうカナデは頭を抱えたくなる。見張られているとは思っていたが、まさかカカシだとは思わなかった。
『…この服装からして暗部』
九[なら尚更、無視しやがれ。面倒な事に巻き込まれるぞ]
{そうもいかないでしょう。顔色悪いですし}
九[そんなもんコイツの自業自得だ!]
{だとしても見捨てるの後味悪いので}
九[えぇえい!!このお人好しめが!!]
{ありがとうございます}
九[褒めてねぇ!!]
こんな感じで会話している間もカナデはカカシを自身含めた影分身5人で風通しが良く日陰がある所へと連れていっています。
カカシの顔色から察するに寝不足と過労に軽い脱水症状だと思われ、カナデは、まだ使っていない手拭を川で濡らし、それを額に乗せる。
そして持って来ていた水を少しずつ舐めるように飲ませ、木から落ちた時に出来た傷に薬を塗って包帯を巻くなどの手当をした。
九喇嘛は怪我の手当が終わり次第にとっとと家に帰れなどと言ってくるが無視だ。
カカシ「ん…ぅっ…」
九[起きちまったじゃねぇか!]
{九尾さん、うるさいです}
カナデの手当のおかげでカカシは顔色も意識も回復した。しかし行き成り自分がいた場所とは異なる場所、そして監視していた人物が目の前にいたら流石に驚くようで警戒心を露わにする。
それでも、まだ疲労が抜けきっていないようで起き上ろうとしたがヨロけてしまいカナデに支えられる事となった。
『大丈夫ですか?あまり無理しないでください』
カカシ「え…」
『寝不足、過労、脱水症状のトリプルパンチです。忍は体が基本なんですから休憩も大事ですよ』
九[テメェも人の事言えねぇだろう]
{九尾さん、うるさい}
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玉ねぎ - 続き気になります‼ (2022年12月22日 0時) (
レス) @page19 id: 76ae9f90b3 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - とても面白いです！応援してます！ (2022年4月25日 10時) (レス) @page19 id: 58b03266e8 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 更新待ってます！ (2019年7月14日 22時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
マスラ - とても面白いです！続きすごく楽しみにしています。更新頑張ってください！(#^.^#) (2018年10月31日 15時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
壊音=銀魂LOVE♪の神紫ダヨ - 火影様、あ"ってウケル(*`∀´*) 更新待っています笑いながら...ﾊﾊ...面白いです頑張ってください！応援してます (2018年10月15日 19時) (レス) id: db7414564c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤い桜模様の猫 | 作成日時：2018年7月21日 22時
