13話 ページ15
『最近、出せる影分身も増えました!』
?「そうか」
カナデは人気が少ない所か人がこない森の奥で、ある人物に会い、楽しそうに話していた。その人物は、ある意味問題がある人物である。だが、その人物と話すカナデは心底、嬉しそうだ。
『それとシカマルが将棋を教えてくれたので最近、それが楽しいです』
?「楽しそうだな」
『はい!でも…』
?「?」
『シカマルの容赦なさと意地悪が嫌』
?「…ふ、ふふ」
『あー!笑わないでください、ダンゾウのジジ様!』
そう、カナデの目の前にいる人物は、あのダンゾウである。木ノ葉の暗部養成部門「根」の創設者でありボスで「忍の闇」の代名詞的のダンゾウだ。
しかし、そんなダンゾウとは思えない程、穏やかな顔でカナデと接している。カナデもそれを当たり前のように受け入れていた。
この現状を里の人間が見れば驚愕するのは間違いないだろう。
ダン「なら教えてやろうか?」
『! いつ?いつです?今日ですか?』
ダン「そう急くな。今日は流石に無理だが時間を作る」
『絶対にですよ!?』
ダン「分かった、分かった」
『う、な、何でうちはの人と言い自分の頭を撫でるんですか』
ダン「!…うちはと交流を持ったのか?」
『えぁ、た、偶々(ダン「俺に嘘をつけると思うでない」い、いひゃいうぇす!』
カナデは、ここに来る前に里の人間に石を投げ付けられ理不尽な言いがかりを受けていた所、巡回をしていた、うちはの忍に助けてもらっていた。しかし、これが一度ではない、何度もうちはに助けてもらっている。
うちはと、よく関わり、最近では世間話をするようにもなっていた。が、それは何の問題でもない。
問題なのは里の人間のカナデに対しての態度だ。それをダンゾウが聞いたらどうなるか…言いたくないがカナデがダンゾウに嘘を言える訳もなく全て話した。
ダン「…カナデ」
『は、はい!』
ダン「これまでに何度、うちはの者と接触した…?」
『え…すみません、数えれません。よく助けてもらっているので…奈良家にお弁当を作ってもらえるようになる前までは、うちはの人達のおかげで食材を買えてましたし』
ダン「……」
『ダンゾウジジ様?』
ダン「ん?あぁ、大丈夫だ何でもない。気にするな」
『で(ダン「気にするな」は、はぃ』
ダンゾウは何か考えていたようだが誤魔化された上、早々に家へと帰されてしまった。何も教えてもらえず渋々、引き下がる事となったである。
その後、拗ねたカナデの機嫌を直すのに九喇嘛が苦労したのであった。
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玉ねぎ - 続き気になります‼ (2022年12月22日 0時) (レス) @page19 id: 76ae9f90b3 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - とても面白いです!応援してます! (2022年4月25日 10時) (レス) @page19 id: 58b03266e8 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 更新待ってます! (2019年7月14日 22時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
マスラ - とても面白いです!続きすごく楽しみにしています。更新頑張ってください!(#^.^#) (2018年10月31日 15時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
壊音=銀魂LOVE♪の神紫ダヨ - 火影様、あ"ってウケル(*`∀´*) 更新待っています笑いながら...ハハ...面白いです頑張ってください!応援してます (2018年10月15日 19時) (レス) id: db7414564c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤い桜模様の猫 | 作成日時:2018年7月21日 22時