11話 ページ13
カナデとシカマルが寝静まった頃、シカクとヨシノは先程まで楽しく食事をしていたリビングで向かいあっていた。その二人の表情は真剣なもので当たりは静まり帰っている。
どうやらカナデについて話しをしていたようなのだが、段々とヨシノの眉間にシワが寄って行った。
ヨシノ「あの子の…カナデちゃんの体、傷だらけだった」
シカク「…そうか」
ヨシノ「普通の子よりも沢山、食べてるのに凄く体重が軽いのっ」
シカク「そうだな」
ヨシノ「あの子は里を守ってくれてるだけじゃないっ。何で、あの子が九尾なんて扱いになってるのよっ」
シカク「ヨシノ、落ち着け」
ヨシノ「落ち着ける訳ないじゃない!それだけじゃないのよ!?
あの子、ご飯作るのを手伝ってくれる時に何言ったと思う?煮物の一番、汁が染み込んでる奴を口に含んで暫くしてから「…よかった」って言ったのよ!?
それって毒があるかないかを調べたって事じゃない!しかも他の奴も全部、平然とそうやって調べてたっ。
あんなに毒を調べる事に慣れているなんて有りえ(シカク「ヨシノっ」!!」
シカク「それ以上、言うな」
ヨシノはシカクの表情、声の色から何かを察し黙る。もう何も言えなくなってヨシノが増々、悲しそうな顔をした。
シカクも辛そうではあるが何かを考えているようだ。
シカク「…ヨシノ、提案がある」
ヨシノ「?…」
-
『…へ?』
シカク「ん?聞こえなかったか?」
『い、いえ、聞こえてましたけど…』
シカク「じゃあ、決定な」
『いやいや!決定な、ではなく!』
――自分の弁当や御飯を今日からから出すってどういう事ですか!?
そう、シカクは昨日のヨシノと話し合いで決定した事を寝起きのカナデに言った。同じく寝起きのシカマルも、それを聞き目をパチクリさせている状態だ。
カナデは直ぐに迷惑はかけられないと断ろうとしたがシカクは、それを許さず飯食うぞーと呑気な声を出しながら朝食が出されているリビングへと唖然としているカナデとシカマルを子猫のように持ち上げて連れて行くのであった。
{何で御飯、作るって言ってきたんでしょうか?}
九[……はぁ]
{九尾さん?}
九[何でもねぇ…]
カナデが煮物を含んでよかったと言ったのを、ただ嫌いな野菜が中にないと確認し安心したためのものだと知っているのは九喇嘛だけである。
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玉ねぎ - 続き気になります‼ (2022年12月22日 0時) (
レス) @page19 id: 76ae9f90b3 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - とても面白いです！応援してます！ (2022年4月25日 10時) (レス) @page19 id: 58b03266e8 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 更新待ってます！ (2019年7月14日 22時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
マスラ - とても面白いです！続きすごく楽しみにしています。更新頑張ってください！(#^.^#) (2018年10月31日 15時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
壊音=銀魂LOVE♪の神紫ダヨ - 火影様、あ"ってウケル(*`∀´*) 更新待っています笑いながら...ﾊﾊ...面白いです頑張ってください！応援してます (2018年10月15日 19時) (レス) id: db7414564c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤い桜模様の猫 | 作成日時：2018年7月21日 22時
