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恐怖のヴァーミリオン家 ページ5








「どうして好きになったんですの?キッカケは?」



『ミモザって恋バナになると人格変わるタイプなの??』










おかしいな。今までの私の中のミモザは、お淑やか・ふわふわしてる・いい子と言った、みんなが思い描くご令嬢ポイントの3つを全てコンプリートしていたお嬢様の象徴だったのに。










多少失礼なところもあったが、私にすごく懐いてくれているのが分かっていたし、私も可愛がっていたつもりだったんだが。






恩を仇で返してくるタイプなのかな???













私はこの逃げられない状況で、不本意だが、好きになったあの例の件を話した。











なぜ私はこんな辱めを受けてるのだろうか。なにこれイジメ??












「まぁ!そんなことがあったんですの!?」










だからあの時は遅い時間に2人で帰ってきたんですね、と口に手を当てて上品を笑いながら言うミモザ。








こういう動作だけ見てみれば完璧にお嬢様なのだが、"2人で"という部分を強調して言ってくるあたり、いい性格をしていらっしゃる。















しかし今思い返してみれば、あの件については惚れたとかいう以前に副団長に申し訳なさすぎる。









こんな体重が重たいやつを抱えさせた上に、迎えに行くための魔力まで使わせたんだ。










上司に気を遣わせすぎだろう、普通に考えて何をやってるんだ私は。



















「で、好きなところはまだあるんですわよね??」



『え』










終わらないミモザの恐怖、これは正直メレオレオナさんより怖いかもしれない。











ミモザは、「早く言え」という文字を書いたような顔をこちらへズイッと近づけて、更に圧をかけてきた。









脅しの材料として魔砲の花だけでなく、自分の顔まで使ってくるなんて。









どれだけ私の副団長の好きなところを聞草ことに執着しているんだ、おかしいだろ。















こんなにも恐ろしいことができるミモザが一体何者なのかを知りたい。







ついでにメレオレオナさんも知りたい。







おい一体どういう教育してんだヴァーミリオン家。

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LE(プロフ) - 本当にランギルス夢少なくて飢えていた所にさくらなぎ。様の作品に出会えて幸せです… 書いてくれてありがとう!読ませてくれて!ありがとう!!とにかく感謝を…!! これからも更新楽しみにしております。 (10月6日 1時) (レス) @page2 id: 26edab818d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくらなぎ。 | 作成日時:2023年8月1日 12時

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