魔族・人間の君へ

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シザーマジシャン



「…あら。」



「そういうのってアタシから言うんじゃないの〜？」と首をコテっと傾げて言う彼。



恥ずかしがったりしないが貴女に言われるとは思ってなかったし寧ろ思われていると気づきもしなかったので内心驚いている。




う〜ん…と少し唸って考えてから貴女の耳元で「まぁアタシは愛してるけどね〜」と囁いて微笑んでくる。





次の日から彼は貴女の身の回りの世話を全てしてくれる。彼は意識的に独占欲しているタイプ。



「はいA、あ〜ん」








きゅうけつき



「…好き？？」



目を点にして驚く彼。貴女の言葉に驚きすぎて頭が真っ白になってしまう。「一応確認なんですけど、友達として…ですよね？？」と顔を真っ赤にして気まずそうに言う彼。




貴女が異性として好きだよ、と言えば彼は勇気を振り絞って「僕その…強くもないですし、特別かっこいい訳でもないです。だけどその…貴女のことを守ってみせます！！こんな僕でよければ、よろしくお願いします！！！｣と頭を下げて言ってくれる。





次の日からは上司のあくましゅうどうしに顔を赤くしながら何かを相談する彼の姿が目撃されている。








ハデス



「当たり前だ、今更何を言っているんだ？」



どうやら彼の中では貴女と自分が結ばれるのはだいぶ前から決まっていたことらしい。




予想外の彼からの返事に驚く貴女にお構いなく彼は貴女に近寄り顎クイをして触れるだけの優しいキス。



「この程度で赤くなっていてはこれから持たんぞ？」と余裕そうな彼だが実は彼の耳もほんのり赤くなっている。





今まで通りの対応をしてくるが時々キスをしてくるので注意が必要。







睡魔



「…そうか。」



俺も、好きだ。と言って優しく抱き締めてくれる。



１日の少ない時間を一緒に過ごしてくれる貴女が愛しくて堪らない彼。ずっとこの関係が崩れたらどうしようと思い悩んで言い出せなかった彼だったが、この日を境に今まで我慢していた事を一気にやってくるのでこちらもハデスと同様に注意が必要。





しかし貴女から好きと言われてしまった事に少し不服だったのか耳元で「愛している。」と言って仕返しをしてくる。

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