少女漫画的展開18 ページ18
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「やぁ、随分と起きるのが遅いみたいだね」
『なんでウチにアンタがいるんだよ！！！』
濃い一日を送ったせいか、家に着いた途端眠気が押し寄せてきた私は、倒れるようにベッドにダイブして寝た。
ほぼ気絶したようなものだったのだろう、起きたら昼になっていた。
しかもゴスロリ服のまま寝てしまったらしい、通りで寝返りが打てなくて、体が痛いわけだ。
許さんぞユリウスさん…私の睡眠までもを脅かすなんて…
昨日はあの後、ユリウスさんのに連れてこられた時のように、不本意ではあるがお姫様抱っこで家まで送ってもらい、無事に家に着くことが出来た。
家に帰ってすぐに重すぎる服を脱ぐでもなく、自分の顔を鏡で見たが、強風により顔のパーツが取れているなんて言うホラー展開は無く、きちんと全てのパーツが機能していたので本当に安心した。
あの風圧を受けてもなおピンピンしていた上に、乱れに乱れまくった私の髪の毛を手ぐしでササッと整えてくれた、イケおじとキモおじの境界を行き来するユリウスさんは、本当に魔法帝なんだと、改めて実感した。
そこら辺のおっさんとじゃ格が違いすぎるよ。
重すぎるゴスロリ服をようやく脱いで、痛めた体を擦りながらリビングに行けば、昨日よく見たイケおじ顔が母と話しているではないか。
いやお前何してんねん。
暇かよ、なんで家にいんだよ、と言いたいことは色々あったがとりあえず言わせてくれ、なに人の母親と楽しそうにお茶してんだ。
母とユリウスさんの間にはとても美味しそうなキラキラと輝くお菓子たちが紅茶のお供として並べられていた。
何この光景、幻覚？？？
この家に生まれてからと言うものの、私は巷で鬼の化身と呼ばれている母と、キラキラ輝くお菓子たちという天と地の差がある組み合わせを、この眼球で同時に受け止めるのは初めてである。
そしてあんなに上品に口を抑えてうふふと笑う母を見るのも初めてである。もはや別人すぎて怖い。
電話口で別人のような声色とトーンで話す母親あるあるの比ではない。こんな母は見た事がない。誰ですあなた。
続く
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柏餅(プロフ) - さくらなぎ。さん» 応援させていただきます！18話のお母様好きすぎますw！ (3月17日 13時) (
レス) @page18 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
さくらなぎ。(プロフ) - 柏餅さん» ありがとうございます！とても嬉しいです…！！これからも更新していくので、是非応援よろしくお願いいたします！！ (3月17日 0時) (レス) id: 2b648593bc (このIDを非表示/違反報告)
さくらなぎ。(プロフ) - こかさいだーさん» 返信が遅れました…大変申し訳こざいません…映画とても良かったです、これからまた更新していく予定なので、暇さえあれば、映画の作品も番外編として作ってしまおうかな…なんて思っていたりいなかったり…（笑） (3月17日 0時) (レス) id: 2b648593bc (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 面白さがありすぎて好きすぎますwww！ (3月14日 21時) (レス) @page17 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
こかさいだー(プロフ) - お帰りなさいませ主様･･･そして再びブラクロ沼へようこそ･･･(◜ω◝)ﾆﾁｪｱ映画やばかったですよね･･･全キャラかっこよすぎて控えめに言って死にました･･･(？)再びの更新ルンバ踊りながらお待ちしております(*´˘`*)♡ (7月10日 22時) (レス) @page20 id: 5463478506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらなぎ。 | 作成日時：2022年3月22日 21時
