戦火の終焉と始まり ページ6
「ん…。」
強い光が僕を照らした、朝だ。昨日、最後に見た彼らは何処にも見当たらない。
その代わりに切れ布と毛のような糸が沢山落ちていて、カーペットには肉片と生々しい血痕が。
重だるい身体を起こし、家の周りを散策する。
「…ああ、僕、いよいよ一人になってしまったんだな。」
そう察し、街に出れない僕は、取り合えず部屋を片付けることにした。
暫くはこの家に住んでいかないといけない。
だが、異臭を放つ家を住み続ける家に住み続けるのも、なかなか精神を病ます。
僕は、父が家に居ず、ほぼ一人で生きてきたから、家事は全部出来た。
ただ、家事だけやって一日を過ごすのが退屈になった僕は、
昔、祖父が父のために作った図書館に向かった。
母が昔、お父さんと一緒に研究していた時の話を聞いたときに
「あの人は、地下の図書館に篭って勉強してたわね、今の彼が一番だけど。」と話していた。
あの頃の話を思い出し、地下の図書館に向かうことにした。
ｷﾞｷﾞｷﾞ「こ、ここか？」
薄暗く、何も見えない空間の部屋を見つけた僕は、壁に沿って歩くことにした。
そのまま歩いていくと何かに触れ、その途端、光がこの部屋を包み込んだ。
その時、奥の方から聞こえないはずの声がした。
？「うおっ、ビックリした…。誰や？君。」
「ぼ、僕はエリーアス。この図書館の館長の息子だ。お前は誰だ、どうしてそこに居る。」
正体を知らない奴につい、強気になってしまった。
彼は、濃い目の灰色のジャケットを羽織り、中は白いVネックのTシャツ、
黒いパンツ、革靴を履き、立っていた。
ここからは彼の顔は見えなかったが、茶系の髪色をしていることが分かる。
彼に疑心を抱いてると、
？「ああ、そういうことか。勝手に使用してすまなかった。失礼するよ。」
と言い、すれ違った。
僕は何故か彼のことが、とても気になった。
きっと彼の顔を見たからだろう。目が無かったのだ。
正確に言うと、虹彩がヴィルトの眼からは見えなかった。
また、彼はとても顔立ちが良く、僕が昔、よく読んでいた
「少年の日の思い出」に出てくる、エーミールという少年に似たような
オーラを、彼は持っていた。
「待ってくれ。」
と僕が言うと彼は立ち止まり、くるっと周り、僕を見た。
「別に僕は出て行け、とは一言も言ってない。別に使ってくれて構わない。
僕はここへ初めて来た。ここの構造について教えてほしい。君はきっと
僕よりも知っているんだろう？」
そういうと、彼は少し悩んだ後、顔を微笑ませ、再び図書館へ足を踏み入れた。
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すふ丸@低浮上(極)(プロフ) - サクラもちさん» 了解しました！私の方も今後連絡するかもしれませんので宜しくお願いします……！関係を結んで頂き有難うございました！ (2018年12月9日 13時) (
レス) id: 77c1f7fba0 (このIDを非表示/違反報告)
サクラもち(プロフ) - すふ丸@低浮上(極)さん» 今の所は大丈夫です！何かあれば此方からご連絡させて頂きます。よろしくお願いします！ (2018年12月9日 12時) (レス) id: 6fdf3550ce (このIDを非表示/違反報告)
すふ丸@低浮上(極)(プロフ) - サクラもちさん» はい、大丈夫です！それではサクラもち様から他に何かございませんでしたら、関係はこのような感じで追加させて頂いても宜しいでしょうか…？ (2018年12月9日 5時) (レス) id: 77c1f7fba0 (このIDを非表示/違反報告)
サクラもち(プロフ) - すふ丸@低浮上(極)さん» 了解です！ミハルさんの呼び方は「補佐君」や「ミハル君」になったり、呼び捨てになることもあると思いますが大丈夫でしょうか？ (2018年12月8日 12時) (レス) id: 6fdf3550ce (このIDを非表示/違反報告)
すふ丸@低浮上(極)(プロフ) - サクラもちさん» わ、ありがとうございます……！それでは大切にお借りさせて頂きます(´∀｀) それと呼び方の件なのですが、此方からは「総督」で宜しいでしょうか？ (2018年12月6日 19時) (レス) id: 77c1f7fba0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラもち | 作成日時：2018年11月23日 10時
